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>>15 > それから次の日、玄関先で観察していると声をかけられた。 「何見てるの?」 「蟻地獄」 「楽しい?」 「うん、もがいてる姿が」 やはり残念な子供である。 「そっかぁ。今一人?」 「あ、昨日の。昨日はありがとう!ううんばあちゃんが家に居るよーばあちゃーん昨日の男の人がー」 と家の中に向かって叫んだ。 「なんだ残念」 振り向いたら男の人は既に居なかった。 因みに、ばあちゃんは玄関を勢いよく開けた。鎌を持っていた。その姿が怖くて私は泣いた。 「一体、その男の人はどこ行ったとね?!」 気迫が怖かった。 それからその男の人には会っていない。だけど、何故かその後すぐに祖父母は家を引き払い便利な土地に移り住んだ。 私は夏休みに祖父母家に行く時は決まって熱を出した。熱以外、特に特徴のない体調不良だった。 その熱は、まるでお酒を飲んでしまった時のようなあの時の暑さのように感じた。 五つ目終わり
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