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>>1 > 今から百数十年、中国から400余人のクーリーを乗せた船がカルフォルニアに向けて出航した。 白人にとってアジア人など人間ではなかった。 べん髪を切り落とし、遊びで殴り倒し、運悪く死亡した者や病人は海に放り込まれた。 我慢の限界に達したクーリーは遂に蜂起し 船長ら七人を殴り殺した。 船は舵を失いイシャナギー島沖で座礁し、380人のクーリーが上陸を果たした。 島人達は住まいと食糧を提供し、死者は手厚く埋葬された。 近くを航行中のイギリス海軍が座礁の連絡を受けやってきた。 イギリスからのクーリーの引き渡し要求をヤイマの役人は人道的理由で断った。 交渉は決裂、武器を持たないヤイマの人々は呪詛による攻撃しか対抗策はなかった。 ヤイマ政府は島のカンカカリーやニガイビト(霊能者)を召集した。 やがてイギリス海軍の艦砲射撃が始まった。 間の悪い事に島のホールザーマイ(神女の最高位)の世代交代がおこなわれていた。 世代交代には激しいカンダーリィ(神障り)が起こる。 このカンダーリィを経験してホールザーマイは強力なセジ(霊力)を授かるのだ。 カンダーリィの途中のホールザーマイは戦力に成らず、イギリス海軍の上陸を許してしまう。 島人はクーリーを山へと逃した。 イギリス海軍の容赦ない自動小銃の一斉掃射によって多くの島人とクーリーが命を落とした。 それでも島人はクーリーをかくまった。 ニガイビトは我が身を犠牲にし夜烏に身を変えた。 夜烏はイギリス海軍にヤフー(不吉)を振り撒いた。 続く
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