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>>42 > 四日目 動物に会いに行った。動物は起きていて私を見ていた。 「あ、起きてる!」 起きてるだけで嬉しかった。今日も、もう寝るの?昨日は痛くなかった?ごめんなさいと心の中で言った。 頭の中に直接声がした。 「お前は変わった人間だな」 動物の声だと思った私は嬉しくなった。続けて動物は言った。 「あの女の子は酷いねぇ。突き飛ばした癖に謝りもしない。挙げ句の果てに気持ち悪いだと」 そのまま動物は、クククと愉快そうに笑った。 「よく言われるよ。気持ち悪い、余所者だって。もう慣れたよ」 と言うと、動物は「君はしたかったことはないの」といきなり言ってきた。 触らせてと伝えると「乱暴にしないでくれよ!」と言って寝る体制にして触りやすいようにしてくれた。さわり心地は、さらさらで気持ちよかった。そのままの気持ちを動物は読み取ったらしく、得意気だった。 腹部を見たら四つの目が、私を見ていた。 「目たくさん。ごめんなさい気付かなくて」 目を避けて撫でていると「怖い?」と聞かれ「潰しそうで」と言えば、動物は嬉しそうに「変わった人間だなぁ」と言った。 動物曰わく反対側には3つの目があり、顔には2つの目がある計九個の目があるとのこと。ありがとうと伝えると「楽しかったよ」と言われた。 帰る前に雨が降った。動物と二人で綺麗な虹を見た。 それ以外その動物とは会っていない。
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sage
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