※は必須
名前
※コメント
>>2 > 3: 私の寝て居る場所は駅舎入り口横のちょっとした壁の凹部分。 そこに頭を突っ込んで寝ている。 声の主は複数いるようだ。 私を取り囲むように円形に移動している。 私は凹部に頭を突っ込んでいるので 円形に移動する為には壁をすり抜けなくてはならない。 奇妙な事に遭遇するのは初めてでは無い。 焦る必要は無い。 相手の出方を待ってみよう。 私は姿勢をそのままに寝たふりをしていた。 しかし好奇心には勝てず どんなヤツらか見たくなってきた。 寝袋の口は巾着のように紐を絞るようになっている。 そのままでも多少 外の様子を窺えるが角度が悪い。 外を見る為には選択肢が2つ。 身体を少し起こすか、開口部を広げる。 私は後者を選択した。 紐をゆっくり緩める。 まだ見えない。 もう少し緩める。 まだだ。 …また… ダメだ。 段々と行動が大胆になっていく。 紐を大きく緩め 身体も少し起こした。 その瞬間! 私の目の前に恐ろしい顔が!! 普通なら、これで気絶して気が付いたら消えていた。 おしまい。だろう。 そんな都合のいい心体が羨ましい…。 多分霊と思われる、声の主の風貌は簡潔に述べるなら修験者のような格好だ。 顔は目も口もこれでもか!っと見開いた。 きっと彼も私が気絶して気が付いたら朝と言う展開を期待していたのだろう。 何とも気まずい空気が流れた。 他数体いる仲間と思われる足音は相変わらず私の周りを廻っている。 因みに私には『コラッ』と叱って、寺に連れて行ってくれるジッチャンは居ない。 無論婆ちゃんは拝み屋でもない。 特別な風習のある田舎の出身でも無い。 と言う訳で、こうゆう体験をすると自分で対処しなくてはならない。 対処と言っても、特に変わった能力を持ってるワケでは無いので、ひたすら我慢して時間に解決してもらうだけだ。
性別
選択
男
女
削除パス
(半角英数4-8字)
sage
[
戻る
]
mobile-bbs