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>>19 > 何故 屋敷にあんなにマジムンがいたのか? 何故 『ンギー』は島から(一人では屋敷からも)出られなかったのか? それは、これからする儀式に起因するモノだと分かった。 屋敷にいるマジムンを封じ込める為の唯一の手段。 それは『シマクサラー』をやる事。 シマクサラーとは 豚を潰し、その血を屋敷の四隅や門につけ 骨を村境に吊して悪疫を封じる儀式だ。 〇〇〇按司は村の悪疫を一手に引き受け自分の屋敷に封じ込めたのだ。 それが『ンギー』の血だったんだ。 『ンギー』が成仏した事でシマクサラーの効果が切れた。 だから屋敷のマジムンが実体化したんだ。 タマンガニの指示でシマクサラーの準備に取りかかった。 しかしすぐに問題にぶち当たった。 それは生贄の豚を用意する事。 年の節に行われる行事としてのシマクサラーなら血と骨さえ用意すれば良いが、 僕がやらなくてはならないのはマジムンを封じ込める為の儀式。 豚が丸ごと一頭。 しかもただの豚ではない、力を持った豚でないといけない。 そう その豚は『ンギー』しかいないのだ。 タマンガニはグソー(あの世)から『ンギー』を呼び戻すと言う。 僕は再び涙が溢れてきた。 しかし、この大役は『ンギー』にしか無理だと冷静に理解する自分もいた。
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