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>>3 > 4: そうこうしているうちに朝日が昇ってきた。 大概の心霊体験談では朝日と共に消えのだろうが、実際はそんな都合よくいか無いのだ。 私は構わず荷物を纏め 出発した。 霊と思われるモノもつかず離れず憑いてくる。 前述の通り私に特別な能力は無いので、飽きて居なくなるのを待つしかない。 昔 心霊体験談を真に受けてお寺に相談した事がある。 坊さんは優しく こう答えてくれた 「除霊や浄霊が出来る坊さんを嘘とは言わないが、仏教の修行で除霊や浄霊が出来るようにはならないよ。 出来る事はお経をあげるだけ。」 世の中、お話のように都合よく出来ていないようだ。 しばらく自転車を漕いでるとトラックが私の前で止まった。 荷台には小汚い若者が二人。 運転席から熊のような、これまた小汚いおじさんが出てきた。(以後 熊さん) 熊さん「仕事があるんだけど手伝わないか?」 北海道を旅していると、この手の勧誘はよくある。 大概報酬は宿泊と食事代を出してくれる程度。 案の定 熊さんの条件もその程度だった。 私は北海道でのリゾートバイトを終えたとこなので金はそこそこ持っていたので断った。 荷台の若者は その条件で雇われてるようだ。 どうしても労働力が必要なようで熊さんは条件を追加すると言ってきた。 「労働後に温泉と酒飲み放題でどうだ!?」 別に興味は無かったが酒がタダか… 私は少し考えて 「荷台のアンちゃんらも同じ条件にしたってや」と答えた。
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