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>>2 > 車のライトに照らしだされた自分の家を見た時、安心して身体から力が抜けたわ。 いや、マジでヤバいくらい俺緊張してたんだなって。 安堵と疲労でこのまま寝たくなったわ。 そんなわけにはいかないから、ガレージへ車停めて家に入ったんだけどな。 そしたらなんか玄関がムッとするくらい濃密に青臭いのよ。 汁気の多い草を潰した時みたいに。 なんだ?って靴脱ぐの止めたくらい。庭ではそんな匂いしなかったのにな。 居間の方が明るい。こんな時間まで親父起きてんのか?この匂いも親父の仕業だったりしてな。 親父起きてんなら大丈夫だな。 んで、階段軋ませながら二階に上って行ったら、 ニコニコ笑う恵比寿顔の女がいた。ぶよぶよと不自然に膨れた裸体が明かりも無いのに暗闇に浮かび上がってんの。 かなり太ましくて太鼓腹が前から横からはみ出てるし、越前くらげみたいにでかい乳が突き出た腹の上に乗ってる。 顔はわりかし七福神より路線バスじゃね? ないわー 目が全然笑ってないから。逆に怒ってるから。睨んでんから。 おげぇと吐き気がこみ上げてきた俺はその場でしゃがみこんだ。涙流しながら押さえた口から吐瀉物を溢れさせてえずいてると、滲む目の前にいくつもの脚が立っているのが見えた。 浴衣の裾から骨と皮だけになってるのとか、スラックスに白い靴下とか学生服のズボンもいたな。 今夜行った心霊スポットの幽霊が俺の前に全部揃ってた。
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