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>>3 > 続き 外海に出ると尋常じゃない程揺れる。 落差数mという揺れかたをする。 これがゲロ船と言われる所以である。 ゲロで済まない時も多々ある。 しっかり掴まってないと天井に叩きつけられ、床に落下して骨折なんて事もしばしば。 そんな船に妊婦を乗せるなんて、今考えると馬鹿な行為だったが、その時は気づかなかった。 まあ その日は揺れはそれ程キツくなかったから良しとしよう。 何事もなく島に到着。 今夜の宿は以前泊まった事のあるドミトリー。 予約はしてないが、たぶん大丈夫だろう。 宿に電話すると宿泊OKだ。 宿に着くと結構たくさんの人がいた。 荷物を置きユンタク(お喋り)部屋に行くと、年配の男性に声をかけられる。 なんと北海道からアンガマーを見に来たそうだ。 やたら「なまら〇〇」と言っていたのが印象的だ。 彼は『北海さん』と言う旅ネームを持っているそうだ。 北海さんに誘われ 近くにアンガマーを見に行く事になった。 ドゥナンのアンガマーはイシャナギのとは、ちょっと違う。 ウシュマイとンミーは出てこない。 ファーマーが伝統舞踊を唄って踊るだけ。(うろ覚えなんで正確な情報ではありません) ヤイマの離島を周り各島のアンガマーを写真に収めているんだそうだ。 北海さんはとても詳しくて色々教えてくれる。 しかし目の前のアンガマーをそっちのけで熱く語るのは少しめんどくさかった。 デジカメの写真を一枚づつ丁寧に解説してくれ、もうアンガマーの事はすっかり忘れ、今までの旅の記録を語りだした。 まだ話し足りないようで居酒屋に誘われた。 奢ってくれるそうだラッキ〜♪ 実は僕と綾は大酒飲みの大喰らいなんです♪ 大丈夫かな? 居酒屋に行く道中 ファーマーの一行とすれ違った。 ウシュマイとンミーを先頭にサトウキビを杖代わりに黙々と歩いている。 僕達の横をすれ違う瞬間サトウキビの杖を側溝へと投げ捨てていた。 僕は「さっきの舞踊素敵でした」と言うと何も言わず立ち去って行った。 あれ 何かおかしい‥?? 違和感を覚えたが、その時は何かは分からなかった。 僕らは何か感じ悪いねとか言いながら居酒屋へ向かった。 続く
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