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>>4 > 毎週水曜日 図書館の二階で行われる方言教室。 仕事の関係で最近はご無沙汰だったが、久しぶりに顔をだした。 教室にはいつものオジーとオバー達、シマンチューの若者が二、三人 それに観光客と思われるギャルが二人いた。 方言教室は堅苦しいモノではなく、島のオジーとオバーが面白可笑しくヤイマムニ(方言)を使って民間伝承などを語ってくれる。 今回のお題は『〇〇〇屋敷』 「えっ!?」僕は思わず声をあげた。 何故なら〇〇〇とは僕の屋敷の事だからだ! 大家さんから名のある武家の屋敷と聞いていたが、僕も詳しい事は何も知らなかった。 今日の語り部は『兼久オバー』 齢100を超えるオバーだ。 噂では120を超えていると言われている。 この噂は強(あなが)ち嘘とは言い切れない。 何故なら兼久オバーの顔と手には墨(彫り物)が入っている。 昔、先島諸島では結婚すると その証しに顔と手に墨を入れる風習があった。 民族学者が30年程前に調べた時に風習が終わる最後の年に墨をいれたオバーが90過ぎだったと言う。 兼久オバーが島の結婚適齢期に結婚していれば、計算上120〜130以上でないと民族学的に合わないらしい。 兼久オバーはドゥナン島出身なんで真相は分からない。 ドゥナンは、一応日本国に属するが、現在でも日本の法律が通用しない島だ。 100を超えるような高齢者になると年齢が把握出来ないのだ。
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