投稿記事
屈斜路湖目指してサロマ湖畔を出発した俺達、 サロマ湖の南岸沿いに網走へ向かっていたはずだったのだが… 気が付けば昨日、湧別へ向かう途中に通った遠軽にいた。 そして、後ろからバイクでついてきてる筈のAさんがいない。 Bに運転を任せて俺は助手席で寝てたから気付かなかった。 「美幌峠の展望台を待ち合わせ場所に設定してるから、まぁ大丈夫だろう」 「このまま南下して安国で国道333号線に乗れば美幌町へ行けるぞ」 「網走経由とそれほど距離も変わらないか…こっちは山道だが、それで行こう」 燃料も補給したばかりだから余裕もあった。 それから、北海道へ来て…俺達の距離感覚はおかしくなっていた。 2,30kmならほんのちょっと… 本州であれば100Kmなんて地平線の彼方なのだが、 北海道は1時間もかからずに行けてしまう。 道幅も広く本州の二車線分くらいあり、 急カーブ注意の標識があってもほとんど減速する必要がない。 最初は本土の峠道と同じ感覚でコーナーを進入する手前で減速し、 ヘアピンに備えたのだが…ゆるいゆるい。 進入で速度オーバーのミスを犯しても、路肩も広く確保されているので 難なくコーナーを脱出する事ができた。 逆に、信号が少なく長い直線の道を走っている方が疲れるし、眠くなってヤバい。 思ってた以上にBと運転の交代は頻繁に行う。 緑濃い原野が広がる中を貫く遠軽国道… ハンドルを握るのは俺…時速120km/hでパジェロをすっ飛ばす。 狭まる視界…国道333号線を走る目の端におかしなものが見え始めた。 左右の道路脇…木立の間に…人がいる…
[
掲示板
]
mobile-bbs