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五つ目:田舎 小さい頃、母方の祖父母の家は山奥にあった。最寄りのスーパーまで車で一時間はかかるぐらい山奥にあった。 夏休みには、よくそこで虫取りしたり畑仕事を手伝ったりしていた。 そんな夏休みのある日、ものすごく私は喉が乾いていた。水が欲しかったのだが、水道まで身長が届かない。どこかにないかなと考えていると居間に中身入りのコップがあった。 届かなかったことを理由に飲んでも大丈夫だろうと考えて、そのまま飲んだ。 お酒だった。 毎朝、祖父が神棚に供えていたお酒で、あまりにも苦くて届かなかった筈の水道まで届いて水を飲んだ。 「ちゃんと神棚に置いたんだけどな…」と言い張った祖父は全員から怒られていた。私は不用意にそこらへんの物を飲まないように怒られた。 今でも、これは笑い話にされている。 長いが、これが前提。
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