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四つ目:放課後の遊び 小さい頃から、親に言われていた言葉は「怖い話には関わるな。禄なことにならないから」だった。 小学校三年の時の話 所謂、悪ガキがクラスメイトの中に一人いた。目立つタイプで取り巻きが何人もいたのを覚えている。 悪ガキがその日何かを思いついたらしく、取り巻き達に言った。 「こっくりさんやろうぜ」 こっくりさんは、学校で「やるなよ」と暗に言われていたのもあって、やりたくなったらしい。大人の「やるなよ」は子供にとっては「やってみろ」と同じ言葉のようなものだった。 取り巻き達は、最初びびっていたようだが逆らえなかったらしくその日の放課後にやることになった。 ここで、悪ガキと取り巻き達と私の関係性を言うと「虐げる者と虐げられる者」である。基本的にクラスの最下層にいるのが私。 そんな訳で、絶対にこっくりさんには誘われてはいない。 誘われても全力で逃げると決めていた。怖い話に首を突っ込んで、親から怒られたくないからというのが理由だった。
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