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七つ目:夢現 大学生の時の話 その日は課題も無事終わり、さあ寝るぞと布団に潜って寝始めた。 すると、台所からタタタタタ…と軽いが走る音が近付いてきた。ベッドは壁に付いているタイプの物で、シングルタイプよりやや広めなサイズだった。なので、ぬいぐるみを壁側ベッドに寝かせ外側に自分は寝ていた。時々寝相が悪く壁を殴ってしまったので、壁側に行かないようにという考えからの行為だ。 足音が止まりギシッとベッドが軋む音がした。目は瞑っていたのに何故か男のイメージがあった。そのイメージはあったものの「母が寝ぼけて部屋間違えたのかな」程度の認識でそのまま寝ようとした。 だが、ベッドに来た人物が壁側の空いているスペースにダイブをしたことで目が完全に覚めた。 ぼふっという音と衝撃がきた。 睡眠を邪魔されたことにイライラした私は、その空いているスペース(ダイブしたであろう場所)に肘打ちをした。 人の感触はしなかったことで、気が付いた。 私は今一人暮らしで、母も泊まりに来ていないことに。 慌てて電気を着けたが勿論誰も居なかった。 七つ目終わり
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