投稿記事
運転席の窓を閉め…濡れた顔を拭わずBに振り返り…訊ねる。 「ここまで来て…異形が怪異が怖いなんて理由で帰れるはずないだろ!?」 彼も恐怖と混乱から見事に立ち直ったようだ。 ならば、俺がそれくらいで北海道行きを止めるはずがない。 分かっていての…己を奮い立たせる為の確認だ。 それからしばらくして車の列が再び動き出した。 見えている間中、 おかしな奴等の乗船はずっと続いていた。 まさしく百鬼夜行だな… 彼らには彼らの…船で北へ向かう理由や目的があるのだろう 俺達にも目的がある… このフェリーに乗って北海道へ向かう…
[
掲示板
]
mobile-bbs