投稿記事
「なんなんですか!? Aさん!分かるように言ってくださいよ!」 「お前等…夜中…嵐がくる前辺りまで… 男同士でヤッてたんだろ? やばいくらいの喘ぎ声がな聞こえてきてなぁ そうかぁ〜お前等そういう関係だったのか… 他人の恋愛だから何も口出しできんが… あの声はもうちょっと抑えた方がいいぞ」 「いや…あの…何言ってんだあんた? 俺とBが●モな筈がねーだろ!!」 ライダー達はリアルホ●かよ…たまんねーなと…ぼそぼそ… 女性達はおぞましいものを見るようにしながら… 嫌な光を爛々と目に湛え…薄気味悪い半月形の笑みが口に刻まれてる… そして、容赦なしの追求が… 「では、なんだったんですか?あのテントの中で奏でられた妖しき嬌声は!?」 「ホ●は悪くないんです!●モは生き様であり性癖であり個性です! 私は絶対に差別なんかしません!むしろご馳走です!至高のメニューです!」 「あのやすりで擦ったような荒い息遣いは尋常のものではありませんでしたよ? 絶対に挿ってるとしか!!」 「どっちが攻めで受けなんですか!?」 「人生意気に感ず!」 荒い息遣いか…嵐が来る前…ふわりと浮く生首… あ、あの事か…あれをホ●と…くそ! 「あれはホ●なんかじゃない! 金縛りにあって必死にもがいてたんだ」 「またまたぁ、金縛りとか苦し過ぎる言い訳!認めなさい●モだって!!」 「いや、マジで金縛りになって大変な目に遭ってた…あの嵐もその影響かもしれん」 『え!?』×俺とB以外… 真剣さが伝わったのかAさんを含め…全員の顔色が変わった。 俺は昨夜の…自分の身に起きた怪異について一部始終を彼らに語って聞かせる。 「あれ…見て…」 立ち上がったままになってた女性ライダーがおもむろに… ある場所を指差した。 木立に隠れるように…石碑が立って…る… 背筋がゾッとした。 そこから一同の動きは迅速を極める。 あっという間に朝食の片付けを済ませ、 荷物をまとめて車やバイクへ積み込み、 慌しく別れの挨拶を交わすと それぞれの目的地へ向かって、 この場をいそいそと立ち去っていった。 何の為に建てられた石碑か、 誰も確かめることなく…
[
掲示板
]
mobile-bbs