投稿記事
昨夜、青い湖からの帰り道… 俺達はパーフェクトと言うかエクセレントと言うか完全に迷ってしまった。 日が落ちて、周囲は真っ暗闇… 目印などない原野な上に、自分のいる場所すら分からず地図も頼れない。 うかつに動くこともできず、 どこかで朝になるのを待つしかないと泊まる場所を探した訳だが… 見つけたのは農場らしき廃屋… 熊に怯えて道端にテントよりは数倍マシと諦め、 そこで一夜を過した。 さすが廃墟だ。 そこでまた、怪異に見舞われた。 ただし、俺のみ… 納屋を借りて中にテントを張って寝たのだが… 夜中、尿意で目が覚めた。 納屋を出て庭の隅で用を足した俺の前へ、 この家に暮らしていた家族と思われる6体の異形が現れた。 夫婦らしい中年の男女…老爺と老婆はどれも首にロープが巻きつけられ… どれもこれも生者では敵わぬ凄まじい形相をしていた。 眼球は飛び出し、舌が顎に付きそうなほど伸びた婆さんは特にヤバかった。 残り二人は子供で首の骨が折れているらしく終始…俯いたままで… 一家心中でもしたのだろうか… 憐れんでる暇も無く、 奴等は無言で俺に追い縋ってきた。 生きている者が憎くて仕方無いのだろうか?
[
掲示板
]
mobile-bbs