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この話は今から15年くらい前のお話です。私はある大手スーパーの惣菜を担当していました。 ある日本社から研修の連絡が入り行く事になりました。 当日はホテルに前泊なので夕方家を出ました。 希望ヶ丘店が研修のお店で横浜から相鉄線に乗り換えると一本で着きます。 横浜の都会のイメージとは違い地元の田舎のローカル線と同じくらいに真っ暗で怖かったです。泊まるホテルは希望ヶ丘から2駅くらい先の大和という駅が最寄りです。この駅も降りると真っ暗で怖かったので、タクシーに乗りホテルまで向かいました。 ホテルに着いて部屋まで行くと綺麗なホテルで安心してくつろげました。夕飯を食べてないため近くのラーメン屋でラーメン食べてまたホテルに戻ると、違和感があるのです… さっきまで誰かいたんじゃないかとそんな感じがするのです。気にしないでテレビ(プロ野球)をつけていたらそのうち寝てしまいました! 目を覚ますと部屋がなぜか白黒で同時に金縛りにあって身動きとれないのでじっとしているとオートロック式の部屋のドアが開いていくのです。 バタンとドアが閉まると『いる』明らかに誰か入ってきました。 身体動かないので唯一動かせる目の球を気配がある方に向けると丸刈りの少年が立っているのです!!! この少年も白黒で着物を来ていて昭和初期の子供かなと思いました。 その少年はベッドで跳ねたりテレビのリモコンを操作してチャンネル変えたりしてました。 そのうち飽きたのか部屋を出ていきバタンとドアが閉まった瞬間にカラーになり金縛りが解けたのを覚えています。 急いで部屋のドアを開けて左右を確認しましたが、誰もいません! 嫌な夢でも見たんだなと思い、汗びっしょりになっていたのでシャワーを浴びて気持ちを切り替えてまた部屋で過ごしていると『夢じゃない』事に気づくのです… そうプロ野球を見ていたのに少年がリモコンを変えて違うチャンネルにしたその番組今やっているんです!!! 恐る恐るプロ野球をやっていたチャンネルに戻すとちゃんとプロ野球やっているではないですか… 絶対に幽霊だと思い電気という電気を全てつけてじっとしてました。寝られるわけもなく朝を迎えてホテルを出る時に従業員に『あの部屋何かあったのですか』と聞くとそれまでニコニコしていた従業員が『誠に申し訳ありません実は…』と言ったので『いいですそれ以上は』と言って逃げるように研修に向かいました。 研修内容は覚えてません(笑) やっぱり気になって全く手につかなかったのです。 仮に研修が2日あってまたあのホテルに戻るとしたらどうなっていただろうと思うとゾーっとします。 あの少年なんだったのでしょうか… そのホテルまだ営業しています。
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