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続き その次の日もAさんに道を尋ねられた。 僕は「知りません」と言って逃げた。 そのまた次の日もAさんは立っている。 僕は無視して全速力で自転車を漕いだ。 夢も相変わらず続いている。 今日で3日目、やっぱりAさんは立っていた。 僕は思い切って自分から言ってやった。 「〇〇〇家なら向こうだよ!」 反対方向を指さしてやった。 するとAさんは「ちが〜う」と顔をひきつらした。 僕は全速力でにげた。 家に帰ってある事に気付いた。 鈍いと言われそうだが、Aさんは段々、家に近づいている。 いつもAさんは曲がり角に立っている。 毎回一角ごとに近づいているのだ。 バイト先から屋敷まで5回 角を曲がる。 つまり6回目で屋敷に来るって事か? 屋敷に来たらどうなるんだろう。 残りカウントは3。 明日はバイトが休みなので4日後がXdayになる計算だ。 僕はとりあえず、友達のハワイさんに電話した。 ハワイさんはすぐに来てくれた。 大量のシマー(泡盛)と共に。 ハワイさんに今までの経緯を話した。 普通 そんなオカルトチックな事を信じてくれないと思ったが、あっさりと信じてくれた。 この島はそうゆうところだ。 そして「帰り道かえたら?」と一言。 なんでそんな簡単事思いつかなかったんだろ。 と言っても田舎道なんで そんなに道は無い。 ハワイさんは「暫く車で送ってやるよ」と言ってくれた。 なんて良い人なんだろう。 解決策とは言えないようだが、細かい事は気にしない。 今夜は飲み明かそう。 そして1日休んでバイトの日。 約束通りハワイさんは迎えに来てくれた。 だいぶ遠回りして帰った。 案の定Aさんに遭遇しなかった。 作戦成功だ。 次の日も何事もなかった。 そのまた次の日 もう諦めたんじゃねw とか話しながら帰っていると屋敷の前に誰かが立っている! Aさんだ!! ハワイさんに「屋敷の前にAさんが居る」と言うと「お前のファンの子ちゃう?」と返ってきた。 僕は半ギレで「そのまま止まらんと行け!!」と怒鳴ってしまった。 車がAさんの横を通ると車内に「はいりた〜い」と声が響いた。 続く
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