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これは神奈川県在住の日暮さんのお友達の妹の彼氏から聞いたお話だったような気がします。 彼の名前を仮に刀剣棒 荒辰としましょう。 その日、荒龍青年はいつもの様に友人の樋笠緑君と河内屋弁慶君を連れて近所の河原で石投げをしていたそうです。 「おいみんな!!あれを見るナリよ!!」 樋笠緑君の指差した方向を見ると、川下からゆっくりと何かが上がってくるのが見えます。 よく見るとそれは仰向けになった女性と思しき水死体のようだったそうです。 流れを無視して近づいてくるそれに恐怖を感じた河内屋弁慶君が、あろう事かそれに向かっていくつも石を投げつけたそうです。子供というのは恐ろしいです。 ぼちょん ぼちょん ぼちょん ぼちょん しかし石は中々当たりません。 「何やってんだよよこせ!」 業を煮やした荒龍青年がひときわ大きいか平べったい石を手に取ると、水切りの要領でそれに向かって投げつけました。 ごん!! 『痛ってええええ〜〜』 その声を聞いた三人は、一目散にその場から逃げ出したそうです。 荒龍「おい、今あの人痛てー!って言ったよな?」 緑「言った言った!生きてたんかよ紛らわしいナリ!」 弁慶「顔見られたかな?父ちゃんにバレたらやばいで御座るよ!」 しかし三人の心配をよそに、次の日更に上流にある瓦礫に引っかかっている女性の水死体が発見されたそうです。 果たしてあの時、彼女はまだ生きていたのでしょうか?それとも? そんな話を思い出しました。
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