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ソーネーマー「アガヤー ワー(あなた)はバガ(私)見えるか?」 僕「お前、見えるのかって びっくりしてるよ」 兄「俺も最初はビックリしたよ。 これって幽霊? 俺って霊感あったんだW」 ンギー「ピギッ」 ソーネーマーはとても兄を気に入った。 兄もソーネーマーを気に入った。 意気投合した兄とソーネーマーは一緒に内地に帰ると言い出した。 僕はソーネーマーに島から出れるのかって尋ねると、自分はパイパティ(島)からシチリブニ(舟)に乗ってきたから大丈夫 と言う。 ンギーは島から出れないが、ソーネーマーは大丈夫だそうだ。 兄にソーネーマーを取られて嫉妬したのか何とか行かせない理由をさがした。 それも自分が引き止めたいのを悟られないように… 僕はンギーに話を振った。「ヤイマの妖怪がヤイマを離れるのはマズいよなっ?」 ンギー「プヒッ」 駄目だ ンギーは特に反対しないようだ。 翌日 兄はソーネーマーを連れて内地へと帰って行った。 数日後 兄から電話があった。 「嫁と仲直りできたよ。ソーネーマーのお陰だ!」と鼻息荒く話している。 僕と違って堅実な兄は、結婚して子供もいる。 なんで長期休暇を取ってヤイマに来たか不思議だった。 兄によると嫁と離婚の危機だったそうだ。 離婚したら僕のように世捨て人になるつもりで下見にヤイマに来たそうだ。 僕を世捨て人と思っていた‥ ちょっとイラっときた。 修復不可能だと思っていたが、ソーネーマーの指示通り動き喋ると信じられない事に仲直りできたそうだ。 それからもソーネーマーの指示通り動くと良い事ばかり続いたそうな。
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