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ねこ踏んじゃった つづき ぐっすりと眠ってる様子の弟をみて、ホッと胸を撫で下ろした兄でしたが、落ちついてくると今度は別の感情が沸き上がってきました。 「へん、お前ばっかり可愛がられて、お前には悪いけど、今のはちょっと良い気味だったね!」 父も母も、最近はずっとまだ赤ん坊の弟に付きっきりで兄の相手をしてくれなかったので、兄は弟に対して嫉妬心を抱いていたのでした。予想外の事だったとはいえ、弟を思い切り踏みつけたおかげで少しはすっきりとしたようです。 「ねこ(寝子)ふんじゃった♪〜」 と歌いながら、兄は自分の部屋へと戻っていきました…。 それからしばらくしての事。夕飯の買い出しに行っていたは母が帰ってきました。 「ユウちゃん、ちゃんと良い子にしてたー?」 帰ってくりなり、母は弟の元へと駆け寄ります。みると、赤ん坊はぐっすりと眠っているようでしたが…赤ん坊を抱えあげてみて、母は異変に気づいたのです。 ユウちゃんの顔は土気色で血の気がなく、身体全体が冷たく冷えきっていました。 そうです。兄が誤って踏みつけてしまった時、不運にもあたりどころが悪かったねこ(寝子)ちゃんは、泣き声をあげるひますらなく、眠るように死んでしまっていたのでした…。 「ユウちゃん! ユウちゃん!」 母が何度も名前を呼びますが、弟は二度と目を覚ますことはありませんでした…。 「母さんがあんなに名前を呼んでるのに起きないなんて、全くユウちゃんはいつになったらおきるのかな!」 以上が、ねこ踏んじゃったのお話に隠された物語だと想像しました…。 長文、失礼しました。
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