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“懐かしい味”は分かる気がする。 食べた料理が「鉄の味でどこか懐かしい」 おそらく女将が食べさせたのは己の“胎盤”(胎盤とは母体が食べ物から取った栄養分を、胎児へ送る器官。見たことはないが多分血の固まりのような物だと思う) だから男は“鉄の味”“懐かしい”と感じ、気に入った。 女将は一緒に還れるように、思い出せるように、あの時と同じく鈍器で頭を強く打ってあげた。 女将が言った意味深な言葉は、要約すると“私の身体に還りなさい”という意味。 頭に激痛が走ったのは女将が妊娠していた頃に誤って転倒し、下腹を強く打ち付けたため。 そう――男は 女将の息子。 その昔、外部からの強い衝撃により頭を打ち、流れた水子。 自分がこの世に生まれ落ちることなく死んだことを今やっと思い出した子と、己の過失が招いた最悪の結果から自ら命を絶った母の、悲しきお話。 だと解釈したんだが、どうだろぅ?
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