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怖い名無し
男性
ソーネーマー
長い話になります。 
何日か、かかるのでサゲ進行で行きます。
07/08 14:50
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▼[12]怖い名無し
続きありがとう。ワーはンギーですよね?

07/23 00:00
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▼[11]怖い名無し
>>10さん
ありがとうございます。
ウクイナ(沖縄本島)の人が読んでいると思うと緊張します。
ヤイマムニはあんまり正確じゃないかもです。



では続きを

神司は按司の肩を指しソーネーマーがいると告げた。
ソーネーマーは「雨ヌ神ティ クヌ ジームニユ ナラシ」(自分は雨の神で呪言を教える)と言ってると言う。

神司はジームニ(呪言)を使って嵐を起こし使節団を追い返すと言う。
神司は早速、オモト山に祈祷しに行くと言う。
自分が出立したら屋敷の者、数人を門の前に立たしておくようにと言った。



按司の娘は全力で走っていたがマジャンガー(真謝井戸)の前で足を止めた。
もう逃げれないと悟り井戸に身投げしようと考えた。

そこに〇〇〇屋敷で飼われていた一匹のワー(豚)が現れた。 ワーは娘を背に乗せると一目散に屋敷へと駆け出した。

一難去ってまた一難。 大人の娘を背負って走るにはワーは小さ過ぎた。 見る見るペースは落ち追っ手が近づいてくる。
前方にピビジャー(山羊)とマユ(猫)とイン(犬)が立ちふさがっている。

これは〇〇〇屋敷で飼われている家畜達だ。 〇〇〇按司と娘の人徳は家畜にも伝わっていたのだろう。 娘の為 体を張って守ってくれている。

ワーはマユとインの間をすり抜けて行った。

ピビジャー達はあっという間に蹴散らかされた。 だが娘の為に、幾らかの時間を稼げた。


娘を乗せたワーは、もう屋敷が見える所までやってきた。 そこでワーは力尽きた。
娘はワーに礼を言い走った。
追っ手が近づくとワーは残りの力を振り絞り立ち上がり道を塞いだ。

神司の命で門に立っていた家の者が娘に気づき無事に屋敷に連れ帰った。

追っ手は腹いせにワーに斬りかかり
無惨 全身を切り刻まれ息絶えた。

暫くするとボーマから戻ってきた漁師が倒れているワーに気がついた。 漁師はワーを優しく抱きかかえ屋敷へ入って行った。
07/20 18:06
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▼[10](^-ω-)
自分うちなんちゅなんで
ンギーの話はとってもおもしろいんですよ^^
自分は本島ですが
離島の方言と本島の方言の違いや
昔の方言などが見れるので
楽しいです^^*

毎回見てますよ(`o´)
07/19 23:19
[SH3I]
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▼[9]怖い名無し
>>8さん
ありがとうございます。
では少しですが続きを




娘の婚約者の漁師は、ボーマ集落に向かっていた。

ボーマにはヤイマに初めて鉄製農具を伝えた豪農がいた。
漁師は全てを話し 〇〇〇按司にお金を貸して欲しいと頼んだ。

豪農は、若い頃大変貧しく 〇〇〇按司に世話になっていたと言う。

快く費用を全額持つと言ってくれた。



一方 〇〇〇屋敷では娘が居なくなったと大騒ぎになっていた。

その騒ぎに乗じて家畜が数匹逃げ出げだしたと言う。

時を同じくしてヌバル集落から神司(カンツカサ)がやってきた。
〇〇〇按司は知恵を借りようと呼んでいたのだ。

事情を説明すると、神司は軽く頷いた。
神司はお金を用意する事は出来ないが、策があると言う。
接待の用意が出来ないのなら使節団に王朝に帰って貰えばいい。




按司の娘は△首長の屋敷の前にいた。
屋敷に一歩 足を踏み入れると、どうゆう目に合うかは分かっている。

そうこうしていると屋敷の使用人に気付かれた。
娘は咄嗟に逃げる事を選択した。 使用人は声をあげ仲間を呼び娘を追いかけた。 女の足では、あっと言う間に追いつかれるだろう。

07/19 18:16
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▼[8]もふ
男性
私も1ファンとして密かに応援しております。
反応が無いのはむしろスレ汚しをしたくないとの皆様のご配慮かと思われます。
私も思わずコメントしてしまい恐縮ではありますが、是非続きのご披露をお願い致します。
楽しみにしております。
07/19 16:21
[N01A]
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▼[7]怖い名無し
>>6さん
ありがとうございます。
元気でました。
何も反応ないんで誰も読んでないだろうと思ってました。
読んでくださる方がいるなら頑張って書き上げますね。
07/19 15:37
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▼[6]怖い名無し
ンギーの話じゃないですか! めちゃ面白いっす。
サゲ進行なんて言わないでアゲアゲでいきましょうよ! 次の展開がきになりすぎるよ 無理しない程度でできるだけ早く次お願いします。
07/18 16:46
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▼[5]怖い名無し
〇〇〇屋敷は今の地に最初に建ったのが約300〜500年前と言われている。

屋敷の最初の主、〇〇〇は按司と言う役職で、何不自由ない生活をしていた。

とても面倒見の良い人物で誰彼分け隔てない態度は集落の皆から愛されていた。

そうゆう人物は役人仲間からは嫌われる。




〇〇〇按司の娘は村一番の器量良し言われてた。
そんな娘が夫に選んだのは貧乏な漁師だった。
時代的にそんな結婚は許されない筈だが、〇〇〇按司は結婚を快く承諾した。

後は祝儀の日を待つばかりだった。
そんな幸せな日がある日突然壊れる事になる。

王朝の使節団が予定を変更しミヤーク島からイシャナギー島にやってくると言う。

島は大慌て、とても祝儀どころでは無くなった。

接待の大儀は〇〇〇按司に任された。
人の良い〇〇〇按司は普段から貧困層の村人に施しているので、あまりお金を持っていない。
接待には高額な費用がかかる。 〇〇〇按司は頭を抱え込んだ。

すると別集落の△首長がお金を出すと言ってきた。
もちろん善意では無い。 お金を出す代わり娘を差し出せと言う。


これは△首長の仕組んだ罠だった。 使節団が急遽ヤイマを訪れるようになったのも、接待役に〇〇〇按司を推挙したのも△首長だった。


フラー(バカ)でも分かる単純な策だが、単純なだけに有効な対抗策もなかった。


按司の娘は大変心を痛めた。 娘は一人 △首長の屋敷へと向かった。
07/18 15:56
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▼[4]怖い名無し

毎週水曜日 図書館の二階で行われる方言教室。
仕事の関係で最近はご無沙汰だったが、久しぶりに顔をだした。

教室にはいつものオジーとオバー達、シマンチューの若者が二、三人 それに観光客と思われるギャルが二人いた。


方言教室は堅苦しいモノではなく、島のオジーとオバーが面白可笑しくヤイマムニ(方言)を使って民間伝承などを語ってくれる。

今回のお題は『〇〇〇屋敷』
「えっ!?」僕は思わず声をあげた。 何故なら〇〇〇とは僕の屋敷の事だからだ!


大家さんから名のある武家の屋敷と聞いていたが、僕も詳しい事は何も知らなかった。

今日の語り部は『兼久オバー』 齢100を超えるオバーだ。
噂では120を超えていると言われている。

この噂は強(あなが)ち嘘とは言い切れない。
何故なら兼久オバーの顔と手には墨(彫り物)が入っている。

昔、先島諸島では結婚すると その証しに顔と手に墨を入れる風習があった。
民族学者が30年程前に調べた時に風習が終わる最後の年に墨をいれたオバーが90過ぎだったと言う。

兼久オバーが島の結婚適齢期に結婚していれば、計算上120〜130以上でないと民族学的に合わないらしい。

兼久オバーはドゥナン島出身なんで真相は分からない。

ドゥナンは、一応日本国に属するが、現在でも日本の法律が通用しない島だ。

100を超えるような高齢者になると年齢が把握出来ないのだ。
07/17 22:18
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▼[3]怖い名無し
ソーネーマー「アガヤー ワー(あなた)はバガ(私)見えるか?」

僕「お前、見えるのかって びっくりしてるよ」
兄「俺も最初はビックリしたよ。 これって幽霊? 俺って霊感あったんだW」
ンギー「ピギッ」



ソーネーマーはとても兄を気に入った。
兄もソーネーマーを気に入った。

意気投合した兄とソーネーマーは一緒に内地に帰ると言い出した。

僕はソーネーマーに島から出れるのかって尋ねると、自分はパイパティ(島)からシチリブニ(舟)に乗ってきたから大丈夫 と言う。

ンギーは島から出れないが、ソーネーマーは大丈夫だそうだ。

兄にソーネーマーを取られて嫉妬したのか何とか行かせない理由をさがした。
それも自分が引き止めたいのを悟られないように…

僕はンギーに話を振った。「ヤイマの妖怪がヤイマを離れるのはマズいよなっ?」
ンギー「プヒッ」

駄目だ ンギーは特に反対しないようだ。




翌日
兄はソーネーマーを連れて内地へと帰って行った。


数日後 兄から電話があった。
「嫁と仲直りできたよ。ソーネーマーのお陰だ!」と鼻息荒く話している。

僕と違って堅実な兄は、結婚して子供もいる。
なんで長期休暇を取ってヤイマに来たか不思議だった。

兄によると嫁と離婚の危機だったそうだ。
離婚したら僕のように世捨て人になるつもりで下見にヤイマに来たそうだ。

僕を世捨て人と思っていた‥ ちょっとイラっときた。

修復不可能だと思っていたが、ソーネーマーの指示通り動き喋ると信じられない事に仲直りできたそうだ。



それからもソーネーマーの指示通り動くと良い事ばかり続いたそうな。
07/14 16:03
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▼[2]怖い名無し
兄がヤイマへやって来る日
その日は仕事だったが、1日の大半を空港に詰めているので兄の出迎えは出来た。

僕の肩には『ソーネーマー』足元には『ワーグワマジムン』がいる。
幸い兄は見えないようだ。 久しぶりの再会を喜んだ。


兄は弟の働くレンタカー屋ではなく 格安のレンタカーを手配していた。


仕事が終わり兄に迎えに来てもらい屋敷へと帰る車中 「お前さぁ気付いてる?」と言われた。
僕は意味が分からず「何の話?」って訊くと「わかんないならいいや」と言われた。


屋敷に着くと「こんな汚いとこに泊まれない」と言い出した。 
少しムッとしたが知り合いのドミトリーを手配してやった。 
確かに都会人の兄にはキツいかも知れない。




書くタイミングを外したが、ソーネーマーにはちゃんと名前がある。

意外にもヤイマに有りがちな普通の名前だ。
ヤマト(本土)にはあまり無い名前なんで書くのは止めておく。
僕は名前で呼んでいるが、物語ではソーネーマーのままでいく。

顔は彫りが深く髭もじゃ、服装は薄汚れた着物一枚にクバ笠を首に引っ掛けている。
古いヤイマの民族衣装なのだろう。

初めて遭った時、僕を見て「マシームヌ」(不思議)と言ってたのは洋服がマシームヌだったのだろう。



話は少し飛ぶ。

ドミトリーの仲間と仲良くなった兄は僕をほったらかしで毎日楽しくやっていた。

そして最終日前夜。
島に来て初めて兄と夕食を取る事になった。

場所は一杯100円でビールが飲める居酒屋。


「おいマア(僕) 豚好きか?」兄がワケの分からない事を言ってくる。
「へ?」
「いやな、黙っとこうと思ってんけど…… お前の足下に豚の幽霊おんで」
びっくりした。
兄にも『ンギー』が見えるのだ。
「それから肩にはちっちゃいオッサンおんで プッ」


07/10 21:40
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▼[1]怖い名無し

僕はイシャナギー島で家賃格安の築数百年の武家屋敷に住んでいる。

屋敷に住んでいるのは僕と『ンギー』と名付けた妖怪の豚一匹。



ある夜 寝ていると何やら声が聞こえてきた。

周りを見渡しても誰もいない。
耳を澄まして聞くと
「ワー マーハラドゥ キーラ」と言っている。

古いヤイマムニ(ヤイマ方言)のようだが、僕には分からない。


枕元に目を向けると、そこには 意外な声の主がポツンと佇んでいた。

声の主は小人だった。

小人は「マシームヌ マシームヌ」と言いながら闇に溶け込んで行った。


翌日 バイト帰りに方言教室の『入波平』のオバーの家を訪ねた。

入波平のオバーはとても物知りでヤイマの事なら何でも知っている人だ。 


オバーに小人の件を話すと すぐに答えは返ってきた。
やっぱり島のオバーは偉大だ。

小人は『ソーネーマー』というマジムンで、悪いモノではないとの事。

*マジムンは魔物(悪)のイメージがあるけど霊的なモノの総称的意味合いがあるそうです。


「ワー マーハラドゥ キーラ」は「あなたは、どこから来たの?」と言う意味。
「マシームヌ」は「不思議」と言う意味。

どうやら屋敷に引っ越してきた僕を珍しがっているようだ。

何にせよ 悪い存在ではないと訊いて安心した。

それ以来『ソーネーマー』は毎晩現れるようになった。
相変わらず何言ってるかは分からないが、出来るだけ会話をするよう努力した。
『ンギー』とは以前から面識あるようだが、お互い干渉はしないようだ。 
日が経つにつれ、僕は『ソーネーマー』の言う事が分かるようになり『ソーネーマー』も現代日本語を話せるようになってきた。



季節は過ぎ ヤイマにバガナツ(若夏)が訪れた。

僕の双子の兄がヤイマの日本一早い海開きに合わせてやって来る事になった。
07/08 15:08
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