MH小説・日記


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迅轟刀王ヴァルナ2/YFqVdHR9
princess of SYUREIDO
この物語には、モンハンストーリー2ndGのネタバレが含まれているかもしれないので
閲覧には注意を


感想などは感想板の方にお願いします

この物語特有の造語、設定も感想板に説明があります

絵は、3年程前に
月歩様に描いていただいた
ヴァルナです


07/28 01:13
[TS3V]
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◆[20]ヴァルナ◆eLdvZ.Ok6B
コンコンコンコン

「ンニャ・・・・・・」

倒れていた猫が目覚めて最初に目に入ったのは見慣れない天井
聞こえた音は小気味の良い音

ヴァルナ「あ!おはよう子猫ちゃん」

「ニャ・・・助けてくれてありがとニャ」

ヴァルナ「いいよ別に
私の名前はヴァルナ、あなたのお名前は?」

「僕の名前は・・」
ヴァルナ「あ!!お料理焦げちゃう!!」

慌ただしくキッチンへかけていく少女
どうやらこの家は宿屋のようだ

ヴァルナ「ごめんね子猫ちゃん・・お料理焦げちゃった」

「大丈夫ですニャ
まだ食べられるニャ」

子猫がヴァルナの焦がした料理に手を伸ばし腰に抱えたポーチから小瓶を取り出して料理にまぶした
ヴァルナ「何してるの?」

「まぁ見ててニャ」

ヴァルナが覗きこむように見てるとするすると焦げが落ちてちょうどよく火が通ったこんがり肉になった

ヴァルナ「すごい!子猫ちゃんすごいよ」

カク「へへへ、僕の名前は[カク]ニャ
よろしくなのニャ
ヴァルナ様」
12/05 12:29
[HI3B]
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◆[21]ヴァルナeLdvZ.Ok6B
ヴァルナ「様なんていいよっ!ヴァルナで良いって」

カク「僕の事拾ってくれたニャ
もうヴァルナ様は僕のご主人様なのニャ」

ヴァルナ「でも、カクの家族は?お母さんとかいるでしょ?」

家族と聞いてカクの表情が暗くなる

カク「僕・・捨てられたのにゃ・・・もう戻りたくないにゃ
森に出たのも誰かに拾って欲しかったからニャ
ヴァルナ様の側に居させて欲しいニャ!
拾ってくれた恩を返したいニャ」

ヴァルナ「わかった、じゃあよろしくねカク」

手を差し出すヴァルナ
それを見て瞳を輝かせるカク
一人の少女と一匹のアイルー
一人と一匹の進む道は想像を絶するほど辛い道
少女よ忘れるな、
伝説はまた蘇る
全てを滅ぼす伝説が

一章
幼き狩人
〜完〜
12/05 12:37
[HI3B]
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◆[22]ヴァルナeLdvZ.Ok6B
〜二章〜
新米の狩人


〜集会所〜

コルト「ハンターの方々リオレイアの討伐の協力、ありがとうございました」

ハンターA「いいって事だ、小さな命が消えっちまったんだ
これ位しなきゃな」

コルトとハンターが話しをしてると
集会所のドアがギィっと音をたてて開いた

ヴァルナ「あ!コルトさん!
おはようございます」

!!!!!

集会所の空気が、一瞬凍った、
凍るのも無理はない
何故なら[死んだ]と思われていた女の子が「元気におはようございます」と言い
怪我一つしてないからだ

コルト「ヴァルナちゃん!?
君、無事だったの!?」

ハンターA「これは驚いた・・・」

ハンターB「生きてたよ」

・・・・・・

ヴァルナ「なんで皆さん驚いてるの・・・?」
12/12 00:03
[HI3B]
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◆[23]ヴァルナ◆eLdvZ.Ok6B
ハンターA「は、ははは!
良かったな!ギルドナイトの旦那!!
女の子は生きてたよ」

バシバシと笑いながらコルトの背中を叩くハンター
もう一人のハンターは安堵の表情をみせるとグィとジョッキの中の酒を飲みほす

コルト「ヴァルナちゃん!心配したんだよ!!リオレイアがうろついてる中よく生きて帰ってこれたね」

ヴァルナ「りおれいあ?
りおれいあってなんですか?」

コルト「おっきい飛竜の一つで口から炎を飛ばす竜だよ。
緑色で」

ヴァルナは言葉を失った
ついさっきまでドスランポスだと思っていたのが飛竜だったからだ
ヴァルナは炎を食らって良く生きていたなと自分で驚いた

コルト「もう森に一人で行っちゃダメだよ」

ヴァルナ「でも・・・ドスランポス倒さないとハンターになれないし」

コルト「それなら大丈夫、ハンターになるにはそんな事しなくても
他のハンターやギルドナイトの推薦だけでなれるんだよ
まぁ、訓練所とかハンター試験とかでもなれるけどね」

ヴァルナ「そうだったんですか!!」

今は朝だが、おそらく今日1日でいちばんショックを受けたヴァルナであった
12/12 00:16
[HI3B]
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◆[24]ヴァルナ◆eLdvZ.Ok6B
ハンターB「さて、女の子も生きていた事だし
俺は一狩り行ってくるぜ」

ハンターA「相棒、今回の狩りはお前一人か?」

ハンターB「あぁ、ちょっくら行ってくるぜ
じゃあな嬢ちゃん、ギルドナイトの旦那、俺が生きてたらまた会おうぜ」

それを聞いたヴァルナは少し嫌な予感がした
大切な何かを失う予感がした

ヴァルナ「・・・俺が生きてたらまた会おう・・・・・・か
きっとまた会えますよ、ハンターのお兄さん」


「ハンターの旦那、急いでくだせぃ」

ハンターB「悪い悪い、さぁ行こうか?
依頼主さん」

「頼みますさぁ
あんな化け物狩れるのはハンターさんくらいなものでさぁ」

ハンターB「あいよ、依頼内容を確認するぜ?
火山に現れた飛竜、
黒鎧竜を狩れば良いんだろ?」

「お願いしますさぁ
ハンターさんだけが頼りですさぁ」

ハンターを乗せた竜車は火山に向かって
すごい勢いで走って行った
12/16 09:35
[HI3B]
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◆[25]ヴァルナeLdvZ.Ok6B
〜火山付近の村〜

ハンターB「被害状況は?」

村長「村一番のハンターが再起不能の怪我、そして村人3人が亡くなった…」

話しを聞いている後ろでは、すすり泣く声が響いている、
おそらく被害者の家族だろう

村長「長年生きてきたが……あんな強いグラビモスは初めてじゃ、まさに悪魔としか言いようが無い」

ハンターB「………
村長、そのグラビモス何体いるんだ?」

村長「最低でも2体はいる、なんとかしてくれ!あんたが頼りなんだ!!ハンター殿」

ハンターB「了解
じゃあ行ってくるぜ、村長さん
報酬はたんまり貰うからな」


彼は
陸の女王を倒せる実力を持ってはいる
だが今回の標的は
ソレを遥かに凌ぐ強さだということは彼自身が一番理解していた
灼熱の大地に君臨する黒い重鎮、その強さは
地を焼き天を焦がす


ハンターB
(嫌な空だな……生きて帰れることを祈るぜ)
01/15 01:34
[HI3B]
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◆[26]ヴァルナ◆eLdvZ.Ok6B
火山にある洞窟内は異常な熱気に包まれていた、
熱を下げるクーラードリンクを飲んでいても汗がにじみ出る程だ
だがそれよりも彼には気になる事があった

ハンターB
「(生物の気配が全く無い、どういう事だ?)」

洞窟内には彼以外の生物がいなかったのだ
少々妙に思いつつ彼は洞窟の奥へ行く
そして火口付近へ続く道の途中で信じられない
光景が飛び込んできた

そこには、火山に住む飛竜と草食竜、鳥竜種の死骸が数十体と散らばっていた

ハンターB
「なんだよ……
これ程の化け物を、俺一人で狩るのか……クソ!ギルドの情報間違いだ!!」



〜火山、火口付近〜
「グルルル・・・ゴァァアア!!
ゴァァアアアアアアア!!!」
02/04 21:58
[HI3B]
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◆[27]ヴァルナ◆eLdvZ.Ok6B
コルト「いろいろお世話になりました」

ヴァルナ「なんか…すいません、迷惑かけてしまって…えっと」

ハンターA「なに気にすんな、ちなみに俺はヒッキー!
HRは3だ!」

自慢気に彼は言った

ヴァルナ「HR?ってなんですか??」

ヒッキー「あら、知らなかったの?
まぁいいや
ハンターには階級がある、最初は当然1だが
ギルドからの昇格クエストをクリアすると、1つ上の階級に上がる訳さ

中には一定のランクじゃないと受けらんないクエストがある
まぁ強かったりするモンスターだな
その代わりたっぷり報酬はもらえる」

ヴァルナ「勉強になります!
ということはもう一人の方も?」

ヒッキー「相棒の事か?
相棒の名前はブラス、
ブラスは俺より一つ上のランクだ

あいつは強い!そこらへんの雑魚には負けないさ
今回も涼しい顔で帰ってくるよ」

ヴァルナ「ブラスさんは強いんですね‥
でも、凄く嫌な予感がするんです
気のせいだといいのですが」


〜火山〜

ブラス「クソ!
まずいぞ、あのグラビモスは完全にGクラスだ!
早く逃げないと死んじまう!!」
04/17 23:07
[HI3B]
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◆[28]ヴァルナ◆eLdvZ.Ok6B
灼熱の火山を走り
出口に向かう
ベテランハンター

今回のクエストである
グラビモスの討伐を放棄して
逃げるつもりだ

ブラス「(ダメだ!今回は相手が悪すぎる
逃げて逃げて生き延びないと…

この洞窟を抜ければエリア4に出れる
急がないと)」

エリア4に出た時
ブラスは絶望した

ブラス「グ、グラビモス……」
04/28 11:29
[HI3B]
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◆[29]ヴァルナeLdvZ.Ok6B
グラビモス、
岩よりも硬い外殻を持ち
鉄をも溶かすほど高熱のブレスを吐く
火山の重鎮

下位と定められたレベルでも
並みのハンターでは手も足もでない強敵
今、一人のベテランハンターの前にいるグラビモスは
到底太刀打ちできる相手ではない事を物語っていた


「…覚悟を決めろって事か」

ブラスは自身の武器に手をかける
鈍く光る大剣の刃が
灼熱の溶岩に照らし出される

「死んでたまるか!
こんな所で、死んでたまるかぁ!!」

グラビモスは目の前にいる
ハンターに気付いてはいたのだが
自分自身からすれば取るに足らない小さき存在
だが、ハンターの怒声が響いた時に強い敵意を感じた

怒声と共にブラスの大剣の刃が
グラビモスに振り下ろされる
だが、それは強固な外殻に阻まれ

ブラスは大きく体制を崩された


「ゴオォァァ!!」

岩盤すら容易く砕く
グラビモスの突進がブラスを襲う

間一髪の所でガードをしたが、
左の肩がゴギリッと嫌な音をたてた

「ぶざけた威力だ…
どうすればここを逃げ出せるかな
まったく!」
09/14 22:21
[HI3B]
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