MH小説・日記
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◆ジャスタウェイ
『磁石』
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(レス14編集しました)
はじめまして
小説をはじめたいと思います。
2ndG視点です。
現段階(2010年7月28日18時50分)で、だいたい70話くらいまで書いているので、そこまでは確実に載せます。
え〜では、今大便している間の時間がもったいないな〜、と感じた方。
こんな小説でも見て頑張って下さい。
でも下痢が出ても、責任はとりませんので悪しからず。
では、はじめたいと思います。
07/28 18:50
[SH38]
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◆[79]ジャスタウェイ
とにもかくにも、勝手にあだ名をつけるくだりは終わったので、村長は先程の話に戻す。
「それでじゃな、さっきの話の続きじゃが。一人戻って来た者、それが神谷じゃ。神谷の名前は、覇竜を倒した後国中に広まっての。そのおかげか、密猟者なんぞ現れなかったのじゃ。」
「へ〜」
「一度ギルドに報告をしなくてはならんの。」
「ま、それでいいんじゃないですか。あ、それともう一つ…」
龍一はポーチの中をガサゴソと探る。
「この薬の事、何か知ってます?」
取り出したのは、薄紫の小瓶。
「…………クリスタル製の瓶のようだね。」
「あ、これに入ってた中身なんですけど。重傷でもすぐ治してもうたんですよ。何かわかります?」
「ドラゴンボールで言ったら仙豆みたいな感じですね。」
白石学は小瓶を受け取り、わずかに残った雫を調べる。
「………いや、私にはちょっと分からないな。」
「あの、あれですよ。カリン様が作ってる、食べたらどんな怪我も治る豆で…」
「仙豆ちゃう。わからんのは薬の方や。」
気にはなったけど、分からんくても支障はないか、と思い小瓶を仕舞おうとした時。
「それはの、秘薬と言う物じゃ。」
いつのまに来たのか、古龍学者のじいさんが白石学の後ろに立っていた。
「先生、いらしたのですか。それで秘薬、とは?」
「要するに仙豆じゃな。」
「もう、仙豆ええって!仙豆分からん人の事考えて。」
余りの仙豆使用率に龍一がツッコむ。
「そうか。」
「そうですよ。仙豆無しで、短く、分かりやすく。」
「うむ、秘薬は成分としては、本来人体にとって有害な重金属を多く含むのじゃ。じゃが、未だ謎が多い。その成分分析には放射性物質を置き換える事により、発生する電磁波を調べ……………」
「………………じゃ、今日はもう遅いんで、これで。」
「うむ、解散〜」
村長の号令で各自帰路につき始める。
01/04 18:57
[SH38]
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◆[80]ジャスタウェイ
「まてまて待つのじゃ。」
帰ろうとする龍一達を止めようとする。
「あ、今日は自分で止めてくるパターンや。」
言いながら誰も止まらない。
「まだ、話が残っておる。」
「大丈夫です。俺秘薬については詳しいんで。」
「さっき知ったばっかりじゃなね?」
「ええねん、ちょっとぐらい。」
「秘薬を二回使ったら死ぬという話がまだじゃ。」
「大丈夫です。ちゃんと食後に飲んでるん………………え?今なんて?」
龍一の歩がようやく止まる。
「秘薬は二回使ったら死ぬ。で、成分分析じゃが…」
「いや、成分分析どころちゃいますよ。え?次使ったら死ぬんですか?」
「そうじゃ。で、成分分析じゃが…」
「マジかいな!え、でも一回目は死にませんよね。」
「うん。…で、成分分析じゃが…」
「成分分析、成分分析、うるさいわ!どんだけ話たいねん。しかも段々返事雑になってるやろ。」
「うるさいのお。毒性が強いから一回が限界なんじゃ。」
「それ最初に言って下さいよ。成分分析より前に。」
「で、成分分析じゃが……」
「あ、お疲れ様です。では〜」
01/04 19:22
[SH38]
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◆[81]ジャスタウェイ
ガチャ
バタン
「今日はお風呂入ってすぐ寝るわ。」
「わかった。もう沸いてるから先に入ってなさい。」
帰宅した白石親子。
ソラは浴室に行き、白石学は真っすぐ研究室に入っていった。
木製の机へ向かい、一度入口のドアが閉まっているかを確認し机の引き出しを開けた。
奥の方から手探りで何かを取り出す。
薄紫の小瓶だった。
そして薄紫に透けたそれを手に乗せじっと見入っていた。
「……………」
「お父さーん」
どれくらい時間が経ったのか。
ソラの声に我に返った学は小瓶を再び机の奥に仕舞った。
「なんだい?」
「お風呂空いたよ〜」
「わかった。」
01/21 20:58
[SH38]
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◆[82]ジャスタウェイ
「さて、今日どうする?何かしたいのある?」
ここはポッケ村の集会所。
今日も龍一、真人、ソラに加えクロも集まっていた。
「寝たい。」
とソラ。
「………そうか、お前は?」
「寝むたいにゃ」
「……………お前は?」
「敷布団と掛け布団の間に挟まりたい。」
「…………………」
一瞬黙ってしまった龍一。
「そうか、そうやんな、睡眠って大事やもんな。でもな……」
「もう、昼過ぎやぞ!」
辺りはすっかり明るくなって
10時間くらい経過していた。
「お前らぁ!いつまで寝るつもりや!いつ行動すんねん。」
もう既に一般人の行動から大幅にずれている。
「まあ…なに?丑三つ時から?」
「妖怪か!お前らは!」
「良くね?ゲゲゲに乗っかった体にしとこ。」
「乗っからんでええわ。」
01/21 21:08
[SH38]
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◆[83]ジャスタウェイ
「つーかさ。俺の斬波刀の件はどうなった訳?作るんじゃねーの。」
「ああ、そういえば。」
「私にいたっては武器もないんだけど。」
「それはお前のせいやろ。」
「なんかあれだよ。神谷さんが俺らのとこに置いてってたやつが多少あるから、それ使えば?」
実に妥当な案のはずだが
真人がそう言ったとたん、龍一の顔色が変わり、後ろを向かされた。
「待て待て待て。お前わかってんの?」
「は?何が?」
「何が?ってお前。置いてったやつ中にガンランスあるやろ?」
「ああ、あるな。」
「それで、もし、ソラがガンランス使う。とかいいだしたら、まずいやろ。」
真人と龍一二人でヒソヒソと話していたが、当人から見れば明らかに怪しい。
「何話てんの?」
「いや、こっちの…あれよ。どんな武器あったかなって話。」
「…ふ〜ん」
ソラのモヤモヤは晴れないままだが、一時しのぎの返答をし話を戻した。
「で、何?扱いに慣れてないからって事?」
「違うわボケ。俺や、俺の事。あんなもんでいかれてみい。一たまりもないぞ。」
「あ、お前のけつの話?」
「それしかないやろ。今まで大剣やったから良かったものの。ガンランスとかもう刺す事しか考えてへんからな。」
「そりゃあ、形状的にな。」
「やろ。今まではけつで挟んでなんとか耐えてたけど、ガンランスなんか、刺す事に関しては……」
「いや、お前はいつからそんな白刃取りスキルをつけたの?それより避ける方を考えようぜ。」
「こないだ、けつ装備変えたからな。」
「けつ装備何よ。それより回避性能をつけようぜ。」
「ま、それは置いといて。だって考えてみ?まあ、刺すまではええわ………爆発すんねんで。嫌やろ?新聞に『西村龍一さん、年齢17歳、臀部爆発により死亡。』とか。」
「そうなったら、凄い爆笑したるよ。」
「僕も爆笑にゃ。」
「私も腸よじれるくらい笑ってあげるよ。」
「そうか、そうか、面白いんやったらええか………って、うわ!!」
いつのまにかソラも横に来て話に参加していた。
「ガッツリ聞こえてるやん。」
01/21 23:52
[PC]
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◆[84]ジャスタウェイ
「さー、次のクエ何使おっかな。あ、ちょっとガンランスでも担ごうかな。」
「いやいやいや、ちょっとほんまに、しゃれならんから。」
「撃滅龍槍でも使おうかな。」
「いやいや、やめて、やめて。そんな怖い響きのやつあかんて。」
「じゃ逆にモロコシで……」
こうして仕事とは全く関係しない話が4、50分続いた。
01/21 23:52
[SH38]
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◆[85]ジャスタウェイ
「とにかく、ソラの武器はうちにあんので何とかするとして。斬波刀作るのにドラグライト鉱石ゆうのが足らんと。誰か何か知らん?」
「さあ…?」
「なんかささやかな情報でも…」
「俺はあの時初耳だったしな。」
「僕も鉱石の事については詳しくないにゃ。」
真人とクロが首を傾げる中、ソラが何か閃いた様子。
「あ…」
「何?」
「私それどこで採れるか知ってるかも…」
01/23 19:47
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◆[86]ジャスタウェイ
「それで、はしごがもう使い物にならないんで、新しく作って貰えませんかね。」
「ふ〜む、しかしコストがのう…」
いきなり何故はしごについて話しているかというと。
話はちょっと前にさかのぼる。
ソラが心当たりがあるというのはポッケ農場だった。
そこまでは良かった。
が予想外にそこが崖の高い所にあった。2ndGの採掘2段階目のあの場所である。
昔は使えたというはしごは、すっかり朽ちてしまっていた。
当然素手では登れず。
一度、クロに打ち上げ樽爆弾を付けて飛ばそうという案が持ち上がったが
近所で大きい音はダメ。
降り方が分からない。
あと…安全面。
などの問題で無しになった。
で、今村長と龍一が相談中である。
「いや、言うてもそんなかからんでしょ。」
「7500万くらいじゃ。」
「高すぎるやろ!それ絶対ぼったくられてますよ。」
「まあ、なんにせよお金がかかるということじゃ。」
「そこをなんとかなりませんねえ。」
龍一もそう簡単には引き下がれない。
何か策がないかを探る。
「ならの。この村の復興を手伝って貰えんかの。」
一応、策は提示されたがよく分からない。
「え、具体的にはどう…」
「この村も神谷が覇竜を倒した時はフィーバーしておったが。それも一段落した今、ポッケ村は節目に来ておる。」
「はあ…」
「村興しキャラ、ポッケちゃんも知名度ゼロじゃし。」
「いや、何すかそれ俺も知らないんですけど。」
「腹部にあるポッケから出した未知の器具で時空、空間を歪め、瞬時にあらゆる場所へ移動し、更には過去や未来にさえ行くことが出来る全身青色坊主頭のロボットじゃ。」
「それ、ドラえもんやろ。スゲー怖い出来上がりのドラえもんやろ。」
「それにB級グルメが流行ってるとか言うもんじゃから、作ってみたはいいが全くの鳴かず飛ばずじゃ。」
「え、それも知らんのですけど。なに作ったんすか。」
「野菜炒め」
「雑過ぎるやろ!」
「ポッケ風じゃ。」
「風って好き勝手使えるもんちゃいますよ。ある程度知名度必要ですからね。」
01/23 19:56
[PC]
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◆[87]ジャスタウェイ
「それでの、やはり正統派でいこうと思っての。特産品を売り出すしかないとなった訳じゃ。」
「まあ、その辺の事情は知りませんけども。」
「ということで、はしごを取り付けて欲しいなら、その特産品をとって来て貰おうかの。」
ずいぶん紆余曲折は得たが、つまりこういう事だ。
「つまり、ポッケポイント貯めろ言う話ですか。ゲームの流れといっしょで。」
「そういう事じゃ。」
01/23 19:57
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◆[88]ジャスタウェイ
「お、あったあった。」
落ち葉を掻き分けると小さい白いキノコが顔を出した。
「ぎょうさんあるがな。」
現在、龍一、真人、ソラ、クロの四人は森丘に来ている。
龍一がいるエリアは4
ポッケポイント10000点分を取って来いという事で、四人別々でキノコを採取中だ。
「キノコあった〜?」
龍一の背後から、別のエリアで採取していたソラがこんがり肉片手で現れた。
「あるある。ここにぎょうさん………おわっ!お前…」
こんがり肉片手に返り血を大量に浴びて現れていた。
「何?」
「いや、どうやったらキノコ狩りで血まみれになれるん?」
「え?普通じゃない?」
「いや、いやいやいや。それ、お前多分キノコ狩りの意味履き違えてるで。それか、日常的にそういう状態っていう事か?」
「ま、キノコ取って来たしいいじゃん。」
ソラは龍一の質問をあっさり無視してキノコの入った袋を渡した。
「ああ…まあうん。とりあえず俺の真後ろには立たんといてくれ。」
「何それ、ゴルゴ気取り?」
「いや、ゴルゴじゃなくても危機を感じるって事や。」
「お〜い、キノコ採れた?」
そこに更に真人とクロが合流。
何故か真人の両手には巨大な卵。
「お前何で卵…どこで見つけてきてん。もう繁殖期過ぎてんのに。」
「クロが卵の臭いをたどったらあったんだよ。まだ、ギリギリ間に合ったって事。」
「採取に関しては任せるにゃ。」
「それはええけどさ、キノコは?」
「あるよ。けど、それよりさ。すっごいけつが痒いんだけど。かいてくれね?俺両手ふさがってるから。」
「嫌やわ。なんで他人の男のけつかかなあかんねん。女ならまだしも。」
龍一は真人の要求を拒む。
が、真人は真人で限界なのか、せめてもの抵抗に奇妙なステップを踏む。
「あ〜マジマジ、マジでこれはけつ取れるな。痒過ぎて。卵とけつ両方落とすね。」
「いや、下置けや。」
「お前、食べる物を地面に置くって衛生面上いかんだろ。」
「元々下に置いてあったもんやけどね。」
「つーかな、持って降ろしてが面倒臭い。俺は一刻も早くけつの痒みから解放されたいの、わかる?」
「わかった、わかった。もう卵俺が持つから、自分でかけや。」
「おっ、サンキュー」
真人は渋々了承した龍一に、卵を手渡した。
02/03 22:06
[SH38]
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