MH小説・日記


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らぐな6HuR1dMPUI
Monster Hunter〜The Another Blade〜『完全版』
えっと…

8ヶ月(?)の時を越えて。

完全版を執筆する事にしました。

理由は…

原作見たら解ります。

まず小説として成り立ってませんし…

ここでリベンジ行きます。


感想板は旧感想板を探して下さい。

では。

今と昔を比べながらどうぞ。

総合目次>>1
09/09 20:55
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◆[47]らぐな◆6HuR1dMPUI


「…えっ…?」


「仮に俺が姫さんを襲うような事があれば、俺は消えるに消え切れん。だから頭でもぶち抜いてくれ。そうすりゃ誰も襲わずに逝ける。」

彼は笑顔で言った。

「そんなの…逃げてるだけじゃない。」


「逃げてる、そうかもな。でもな、獣から元の人に戻る確率なんて解らん。ないかもしれん。だったら、確実に誰も襲わず逝ける方法を、俺は採る。」


「…」


「じゃあな。俺は寝る。」




翌日。


彼らは道を行っていた。


「沼地はもうすぐよ。」


歩みを進めていた時。


金色の竜が。


世界に降り立った。


「ちっ…!」

何時もの癖で、腰に手をやるが…


「やべ…武器なかったんだ。」


「下がって!あたしがやる!」


矢を引き、狙いを定める。


その間に、竜は彼らに気付き、威嚇の咆哮。


「えぇいっ!!」

放物線を描き、確かに頭に刺さる矢。

だが竜の動きに変わりはない。

竜は彼女に向かって炎を吐く。

小さな太陽のような熱が、火が。


「伏せろ!!」


なんとか炎はかわしたが…


竜はこちらに向かって走り始めた。


「ちっ…邪魔だ!!」


青年は姫を乱暴に突き飛ばし、竜を睨む。


ギロリ。


その無言の威圧は一瞬だが、竜の行動を止めた。


「ティス!姫さん連れて逃げろ!!こいつは俺が殺る!」


「でも…!」


「今の俺は何するか解らないぞ!勢いでティスまで殺すかもしれん!理性がある内に逃げろ!!」


「…!」


「くそっ、もう時間がねぇ!俺はやるぞ!!」


青年は手を合わせ、叫んだ。


「ドラゴニック・フュージョン!モードっ…!?」


間に合わなかった。


竜の体躯が彼の体を吹き飛ばし、体は宙を舞う。


「らぐなさん!?」


竜は隙だらけの青年に止めを刺すべく、翼をはためかせ、飛翔する。



…喰われるのか、俺?

こんな所で終わるのか?

『…目覚めよ。』

『破壊者として…再生を招く者として。』

…どくん。

『見える敵を全て討て。それがお前の使命。』

…どくん、どくん。

『…破壊せよ!!』



「おお゛ぁぁぁ゛ぁぁぁ!!!!!!!」
03/22 21:46
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◆[48]らぐな◆6HuR1dMPUI


「…!?」


ティスが見た光景は。


人で無しの成れの果てであった。


背中から生える3枚の翼。

両翼、さらにそれがある故に異常を示す小さな一枚の翼。


左右非対称の身体。


腕は鈎爪と化し、獲物を引き裂かんとする。


さらに異常なのは顔である。


人の特徴である丸顔が完全に消え、狼のように口が延び、鋭利な牙が垣間見える。


「がぁぁぁぁぁ!!!!」

この世の物とは到底思えない叫び。

悲しみを帯びた、しかし恐怖を抱かせる叫び。


鬼。


後に彼女は理解する。


鬼の恐ろしさを。


鬼は竜に一直線に向かう。目的はただ一つ。
獣の本能である『破壊』。

力の有無を決める闘いという名の破壊のし合い。


どちらかが地に伏すまで、または命を落とすまで破壊を続ける。


獣は竜を貫くべく、自らの爪で頭を切る。

突き刺す。

生暖かい温度のどす黒い血をその身に浴びる。

竜は悲鳴を上げる。

そう、これは一方的な暴力以外の何物でもなかった。


圧倒的な力の差。


殺戮を生業とする獣と生きる為に獲物を狩る竜との完全なる違い。


竜はついに気付いた。

『こいつに触れてはいけなかった』

だが時既に遅し。


獣はこの闘いに終止符を打つべく、最大級の攻撃をかけた。


左右に突っ張った両腕の先と開いた口に集まる異様なエネルギー。


エネルギーは塊になり、どんどん膨張していく。


…ある古い文献にある。
『獣(けだもの)に勝てる獣(けもの)は居ない。』


塊が震え始めた。
もうエネルギーを溜めきれないのだろう。


それが竜に放たれようとした、その時。


一本の矢が、獣を刺した。
04/06 13:34
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◆[49]らぐな◆6HuR1dMPUI


「はぁっ、はぁっ…」


姫が獣に矢を向ける。


「アリサさん!あれは獣じゃないんです!」


「解ってる!!でも…!」


アリサは獣を見たまま、こう続けた。


「…彼がそう望んでいるの、彼自身の願いなの!!」


「でも…!おかしいですよ!モンスターじゃないのに…彼は人なのに!」


「あれはモンスターよ…!」


顔を紅潮させながら言う。


「まだティスには説明してなかったわね…この世界には、『モンスターを身体に宿した人間』が存在するの。彼がそれなのよ。昔の文献でそういう人達の事を『鬼神』と呼んだらしいの。
彼も鬼神…そして人間としての理性を亡くした鬼神を…『鬼』だとか『鬼獣』って呼ぶ…」


「私も鬼神よ。だから…同じ人として、私は…彼を狩る!」


矢が放たれる。


獣はそれを弾き飛ばし、姫に緊迫する。


「風轌!!」


獣は風をもろに浴び、身体がよろけた。


「…行くよ」


霧が漂い始めた。


獣は悪くなった視界をカバーするため、周囲を気にし始めた。


「私は」


獣の真後ろで頭を狙うアリサ。


「ここよ!!」


放たれた矢はもうすぐ獣の頭を貫く…はずだった。


ところが獣は、異常なまでの反応速度を見せ、その矢をかわしてみせたのだ。


その事実はアリサの行動を僅かにだが遅れさせた。


獣はすかさず爪を振るった。


これで終わり。


爪が鎧をたやすく斬り裂いて、人がいかに脆く、弱い生き物だという事を示す…


と思ったら間違いである。


「甘いわね」


突然、アリサが消えた。


獣は事実を理解出来ずに辺りを見回す。


「ティス、貴女は逃げて。多分ここからは貴女を守りながら戦うなんて無理だから。」


どこからか声が響く。


「いい?もしあのモンスターが貴女を追いかけるような事があったら、とにかく逃げて。戦うなんて無茶な事はしないで。」


「え…?」


「私が出来るだけ時間を稼ぐわ。だからその間に何とか逃げ切って。」
04/26 15:54
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◆[50]らぐな◆6HuR1dMPUI


「3つ数えるわ。そしたら全力で逃げて。3…2…1…行って!!」


ティスは今までより速く逃げようと、足を動かそうとした。

が、獣がそれを邪魔しようとする。

それを拒むべく放たれる矢。


獣は矢の雨を浴び、動きに鈍りがちらつく。


「ティスの邪魔はさせない!」


しかし、獣はさらなる破壊をすべく、自らの進化を進めた。


右腕に握られる不気味な蒼い薙刀。


獣が武器を持つ。


それは獣という本性に『武器の扱い』という知性という名の理性が加えられた事を示す。


獣は薙刀を振り回し、相手に攻撃させる暇を与えないようにする。


遠距離武器にとって、近距離戦に持ち込まれる事、これ程戦いづらくなる事はない。


必然的に防戦状態に持ち込まれる。


一方。


ティスは逃げる事なく、矢先を獣に向けていた。


「…」


何とかして、あの獣を止めなくては。


だが、非力な自分に何が出来るか。


そうしてティスが結論したのは…


『一撃、最大の一撃を加え、獣の動きを一瞬だけでも良いから止める。』


弓の孤が悲鳴を上げる。


しかし、そんなことはお構いなしにティスは弓を引き続ける。


狙うは首。


掠りさえすればよい。


首を傷付けられて何も動じない生き物なんていない。


だから。


ティスは矢を放つ寸前まで獣の首を狙い続けた。


そして、獣の動きが止まった瞬間。


矢が放たれた。


矢は一直線に獣の首に向かって飛ぶ。


風を切り、見えない刃と共に。


獣の首、ちょうど真ん中に。


矢が刺さり、獣は痛みに悶えた。



だが、獣は死んでいない。
そんなことはティスにはどうでもよかった。


「アリサさん!今のうちに逃げましょう!!」


「…解った…!!」


当然逃げる獲物を獣が逃がす訳がない。


獣は追いかけようとした…


その時だった。



突如、獣が苦しみ始めた。



そして獣のような声でこう言った。



「姫さん…ティス…今のうちに…逃げろ…!!」



「らぐなさん!?」


「時間が…ない…!!逃げろ…!また襲う前に…!」


「…!!」


ティスは駆け寄ろうとした、がアリサがそれを制した。


「何でですか!」


「私達はもう限界よ…!一旦退きましょう…それからよ、彼を救うのは!!」
04/26 15:56
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◆[51]らぐな◆6HuR1dMPUI

第5話

己の戰い


「…!」


その場に踞る獣の姿をした青年。


「ちっ…やっぱり抑え切れないか…!」


少し油断すれば理性が吹っ飛びそうだ。


彼は必死に堪えた。


「なら…姫さん達が逃げ切れるまでで良い…!もうちょい持ってくれよ…!!」


全ては『誰も傷付けたくない』という思い故。


それを『好機』と見る影が一つ。


「…『鬼神』を発見しました。攻撃に移ります。」


銃を青年に向ける。


「…ミッションスタート。」


乾いた銃声が木霊した。



「!?」


銃声を聞いた少女。


「アリサさん…!」


「振り向いちゃ駄目!彼の思いを無駄にするつもり!?」


「…!」


「今は逃げるのが先よ!体勢を立て直すの!」


その一言に、ただやり切れない思いを抱くしかなかった。


「…はい…。」




      *


確かに撃ったはずだ。

当たるように、一撃で瀕死に持ち込めるように。

だが奴はかわした。

超高速の銃弾を。

一体何のからくりだ?


「…!!」


違う。

当たっている。

なのに何故、奴は倒れない?


…ならば倒れるまで撃ち続ければいい。


マガジンに銃弾が十分に装填されている事を確認し。

スコープを再び睨む。


…今度こそ!!


寸分の狂いもなしに放たれた鉛。


しかも、今度は3発撃っている。


当たらない筈がないのだ。


だが…


鉛が対象を貫く事はなく、まるで何かに邪魔されたかのように弾かれて地に落ちた。


「まさか…!?」


その事実に気付く前に。


身体と首が分かれた。


銃がカチャリと音を立てて、それ以降物音一つする事がなくなった。


「全く…不安定な奴は狙われる…」


何もない場所からすっと姿を表した少年。

血糊が付いた小刀を腰のバックルに固定し、彼は突然手を耳に当てた。


「…あ、あ、あ、聞こえるか?『爆炎帝』を保護した。今から合流する。」
05/11 19:02
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◆[52]らぐな◆6HuR1dMPUI


ノイズが若干混ざっているが、返事が返ってくる。

『了解しました。彼の命を最優先しながら帰還して下さい。』

「了解。ジャミングを使いながら帰還する。」


そして少年が青年を背負ったかと思うと、次の瞬間には青年と少年の姿が消えた。




次に青年が目覚めたのは、それから3日後の事であった。


「…此処は…?」


「『俺達』の家だ。」
少年が手短に答えた。


「家…?」


「お前は人間じゃない。だから此処に居られるんだ。」


「人間じゃない…?」


「鬼神だろ?お前も、俺も。」


「待て…なら此処は鬼神達の居場所だって言うのか…?」


「その通りだ。こんな下界で燻るものではないんだよ、俺達は。どうせ人間の道から外れた俺達は、人間に妬まれ、迫害され、消えていく。だったら…
『人間達を消せば』いい。」


青年はその言葉を聞いた瞬間、何かを悟った。


「…そしてお前は俺を取り込もうとしているのか。そうして破壊して、再生するのか。」


その青年の一言に、少年は口が裂けそうな程唇を吊り上げて笑って返した。


「物分かりいいじゃん。そうだよ。こんな不安定で、同じ人の形をしている者同士で争うしか頭がない無能共を消すんだよ。そして『祖龍』様が再生をなさる。
皆が望んだ平和が、もうすぐ来るんだ。
…そうさ、その後は俺達が『神』になる。」


「神だと…!?」


「今まで俺達を遠ざけた世界の神になる…何と素晴らしい事か!!」


「ふざけるな…!!」


青年は折れた刀を抜き、少年に緊迫する。


「この世界に…!」

少年の喉元に突き刺さるはずの刀は小刀に弾かれる。

だがそんな事はどうでもよかった。


「神なんて居ない!!」


再び喉元に向かう刀。

その刀は空を裂き、代わりに鳩尾を蹴られる青年。


「犬の卒倒だよ…ワンパターンなんだよ。」


「…くそっ。」
06/09 23:07
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◆[53]らぐな◆6HuR1dMPUI


『来いよ』


青年の目の前に立つ一匹の小鬼。


鮮血を浴びたような鮮やかな紅の顔。
まるで青年を面白いものを見るような嘲りを示した表情。


『なんにもないお前が、この状況をどうにか出来るのか?答えは簡単、出来ない。』


「だが…鬼の力は使わない…!」


『使わない?使わなきゃぽっくり逝っちまうぜ?相手は大いに鬼の力使ってるんだ…同じ土俵に立てよ。材料は揃ってるんだ。』


「…理性を飛ばすなら死んだ方がマシだ!!」


『馬鹿か?』


その単純だが最も人の非を突く言葉に、青年は黙らざるを得なくなった。


『まず聞く。お前は死にたいのか、生きたいのか。』


「生きたいに決まってるだろ!」


『なら鬼になれ。どう高く見積もってもお前が生き残れる可能性は0だ。大丈夫だ…』


『今度は理性を残せる。』


「!!」



『さあ、後はお前の勇気が必要だ。やるか、やらないか?』



「…乗った!!」



『そう言うと思って、用意はしておいた…来な。』


青年は小鬼が歩いて行く方へ付いて行った。


『此処だ。』


小鬼は一つの台を指差した。


「何だ…?」


『お前の心を楽器で表した。後はそれを掻き鳴らせ。それでお前は進化を遂げる。』


「…ギター?」


『ギターはギターでも、エレキギターだ。掻き鳴らすにはちょうど良いだろ?』


「…掻き鳴らすだけでいいのか?」


青年はそのエレキギターを眺めながら言った。


『それだけだ。』
小鬼は微笑んだ。


「ならば掻き鳴らしてやる!」


青年は全てが黒いギターを手に取り…


弦を震わせた。


ギィーン…!!!!!!!


『さあ…ワンマンライヴの始まりだ!!』
06/11 22:22
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◆[54]らぐな◆6HuR1dMPUI


「グラァァァァァ…!!!!」

『獣』としての本性を剥き出しにした鬼。

しかし、人としての形は残している。

「おいおい…ついに鬼に魂喰われたのか?」

少年はやれやれと言わんばかりに呆れ顔をした。


『(…これで鬼神は新たなステージに立つ。)』


小鬼はギターを掻き鳴らす青年を見て、にやりと笑った。


『(人と獣の完全同調…かつて俺達が成し得なかった唯一にして最も依り代を無駄にしない手段…今、それが現実になろうとしている!)』

そして小鬼は両腕を天に拡げ、叫んだ。


『さあ、新たな時代の始まりだ!!』



一方、青年には妙な感覚が襲い掛かっていた。


「(何だ…?俺の身体に、何か別のものが流れ込んで来る…)」


『よっ。』


「(炎王龍…!?)」


『今お前が掻き鳴らしているのが俺の心…いや、魂と言うべきだな。』


「(それを掻き鳴らしてるって…!?)」


『今、お前の魂と俺の魂が同調しようとしている。それは新たな時代の始まり。生命を得たもの達の進化。』


「(そんな胡散臭い話を信じられる訳じゃないが…なんかスゲェ事だってのは解る。)」


『ま、今はお前のワンマンライブだ。存分に響かせろ、お前の心!!』


「わかった!!」



「…なんかおかしいな。」

少年はある異変に気付いた。

「なんで…『鬼獣化』しない?」


少年は知っていた。

鬼神の成れの果てを。

獣…モンスターを身体に宿した人間は、常に獣と内側で戦っているのだ。

獣に負ければ身体を乗っ取られ、人間としての理性は消え失せる。

その人間を『鬼獣』と呼ぶ…。


「何故だ…?」


少年は判断に迷っていた。


というのも、仲間からこう言われていたからである。

『鬼獣化したら殺せ、そうでなければ仲間に引き込め』


鬼獣化したならば本気で殺しにかかれるが、万一そうでなければ今までの苦労が無駄になる。


だから迷っていた。


「殺すべきかそうでないか」
06/20 20:07
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◆[55]らぐな◆6HuR1dMPUI


しかし。


その迷い…時間にして3秒の間に、事態は急速に変わる。


少年の右腕が吹き飛んだ。


「…!?」


視認すら出来ない速さのその出来事。


ただ、右腕が吹き飛んでいる間に、少年は事実を理解した。


『奴は鬼獣化した』


鬼神の身体能力は、大型モンスターのそれと同じである。

また少年の身体は、鎧竜という飛竜の甲殻と同じ堅さ…


それに傷をつける、それは一流のハンターが攻撃する事によって可能となるが…

一撃で甲殻を貫通するような所業は誰も出来ない。

故に少年は結論した。

「本気でやらないと勝てない」


少年はよろめきながらも行動を取る。


「第二覚醒…『絶影』!!」


少年は姿を消した。


いや、周りの景色と『同調した』。


少年が身体に宿している龍…霞龍オオナズチの力である。


気配を完全に殺し。


影から小刀を突き刺す。


それが暗殺の仕方…


目標の真後ろに現れた少年。


剣先を首に…


「それくらい解ってるんだよ!!」


小刀を弾かれ、鳩尾に膝を入れられる。


身体の奥から何か熱いものが出る。


「まだやるのか?」


「お前…鬼獣化したんじゃ…ないのか…!?」


「んなわけあるか。」


「じゃ何で…お前はそこまで強いんだ!?」


「知るか。」


「貴様…理性が…あるのか…!?」
07/01 16:08
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◆[56]らぐな◆6HuR1dMPUI

「理性だ何だか知らんが、俺はお前らのお仲間になるつもりはさらさらない。」


「…頼むよ…俺達の仲間に…なってくれよ…」


「やだ。」
断固拒否。

「…君の力が必要なんだ…再生の為には…鬼が…」


「知らん。」
態度は変わらず。

「…世界の半分をくれてやるから」


「ごちゃごちゃうるせぇ!!」


青年は少年を豪快に放り投げ、部屋を刀で斬り裂き、外へ…


「あ。」


部屋の外には大地なんてなく。

遥か下に大地が。


「うっそぉぉぉぉぉぉぉん!!!!!??」



青年は自由落下しました。



「お、おい!この翼って思い通りに動くのか!?」


『テメェが落ち着きゃ動くわ!』


「お、OK…はぁー、ふぅー…」


『まさかの深呼吸!?』


「っしゃあ!行くか!」


『おい、待て!何処へ行くつもりだ!』


「とりあえず飛んで考える!」


『お前、そんなことしてたら風に煽られるぞ!』


「大丈夫だって!」

と言った瞬間、突如強風が。


「うそぉぉぉぉぉぉ!!!!??」



『おい、どーすんだよ!?』


「知るかぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



彼は森林に突っ込みました。



一方。


「…アリサさん…どうすればらぐなさんを…」


「…必要なのは力よ。彼を止められるだけの力。それさえあれば可能性は…『ドガーン!!!!!!!』」


「何!?」



二人が音がした方に行ってみると。



「あたたた…マジ痛ぇ…ん?」


彼が二人を見つけたと同時に。
二人は彼を見つけ…


「あーっ!!」


奇跡(?)の再会をしました。
09/27 22:11
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