怖い話投稿板

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怖い名無し
ンギーとホームレス
その男との最初の出会いはバイト先のカウンターだった。


空港からお客さんを事務所に連れて帰ってきた。
書類を作成する為カウンター越しに接客していると、待合い席で小汚いおっさんが居る事に気がついた。

その男はお客さん用の新聞や雑誌をカウンターテーブルに散乱させ、テレビを見ている。
カウンターテーブルには、リモコンも置いてありテレビのチャンネル権は彼が持っているようだ。

その男が何故そこに居るのかは分からないが、事務所に詰めている他の従業員は特に関心がない様子だ。

一通り説明を終え お客さんを送り出した。

男はまだ そこでテレビを楽しんでいる。


事務所で「あのおっさん誰ですか?」と聞くと、「知らない」と返ってきた。

島人は本当にのんびりしている。
お客さんでも無い人が待合い席で我が物顔で居座っていても何も言わない。

僕の相棒の『ンギー』は その男が気に入ったのか、横で寝ている。


『ンギー』とは僕の屋敷に昔から住んでいる豚の妖怪だ。
『ンギー』が僕から離れるのは珍しい。 いや初めて僕以外の人間の側にいる。

夕方お客さんを空港に送迎し、帰ってくると男は居なくなっていた。
『ンギー』の姿も見えない。 その男について行ったのだろうか?


その日『ンギー』は帰って来なかった。 次の日も そのまた次の日も。

続く
12/25 17:24
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▼[18]怖い名無し
定期的に読みにきてる
06/05 16:06
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▼[17]みかん←→↑↓
女性
ンギー…。優しいご主人(?)の元に戻れて本当によかったね♪♪
05/17 19:29
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▼[16]怖い名無し
良作ですね。キャラ作りが素晴らしいですね。こうゆう作品をもっと読みたい。
作者さん、ンギーがいない間のマジムン話をまたの機会にすると書いてますよ 待ってます
宜しく
05/06 15:21
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▼[15]怖い名無し
ンギー大好き
09/15 19:15
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▼[14]たちばなさん
良かったです。 
05/25 00:37
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▼[13]怖い名無し
良かったです
01/12 02:46
[SH3I]
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▼[12]怖い名無し
>>10
はじめまして
えみさん

『ンギー』は本当に可愛いですよ。
でもね、容姿はいかついんですよ。


>>11
はじめまして。

怪談師さんからコメントいただけるなんて光栄です。 

僕も怪談師さんの作品が大好きです。 

実は『ンギー』は、いい加減でワガママなんですよ。

怪談師さんの次回作もお待ちしてます。
01/11 22:01
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▼[11]怪談師LV.1
男性
初めまして。
長編お疲れ様でした(^-^)
ンギーが、戻ってきて良かったです!
ンギーは義理堅い、良い子なんですね。

このシリーズ、大好きなので次回作も期待大でお待ちしておりますm(__)m

01/11 13:23
[P02B]
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▼[10]えみ
女性
はじめまして。
ンギー、超カワイイ…。
ラブリーすぎ(≧∇≦)
なんといいますか。末永く仲良く(^∀^)ノ お幸せに!
という感じです。らぶらぶすぎて。
っと、ついつい、失礼しましたm(_ _)m
独特なお話の空気感、いつも楽しませていただいております。
できればぜひ、今後とも、マイペースでのご投稿、心待ちにしております。
01/11 13:19
[SN3N]
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▼[9]怖い名無し
続き

武人は僕に話があるそうだ。 
飛行機は上空を旋回し着陸を試みている。

時間はあるようだ。


話の要件は『ンギー』の事だった。


僕はヤイマとの相性があまり良くない。 『ンギー』といると幾分ましになるとの事。
『ンギー』がいない間 怖い体験を何度もしたのはその為だそうだ。


では何故『ンギー』はいなくなったのか?

桟橋で見つかった遺体は、やはり『ンギー』と一緒にいたホームレスだった。


『ンギー』は彼の先祖に大変世話になっていたそうだ。
先祖とは僕の屋敷の主、〇〇〇家に仕える下人だった。

最近、彼は島に戻ってきたのだが、その時 既に死相が出ていた。

『ンギー』は彼の最期を看取りたかったそうだ。

良かった。
僕は『ンギー』が殺したのかと思っていた。 
『ンギー』を疑った自分が恥ずかしい。 

涙が溢れてきた。


そして「なにより『ンギー』は、お前が大好きなんだ!」と言うと 武人の股の間から『ンギー』が突然現れた。


『ンギー』は僕に飛びついて来た! 
感動の瞬間だ!
更に涙が溢れでる…

僕「くっさぁー!!!」
目にしみる臭さだ。


『ンギー』は他の人には姿は見えない。 鳴き声も聞こえない。 しかし臭いは誰にでも分かるのだ。

今日はみんなに白い目で見られるだろう。
でもいい。 やっぱり『ンギー』と一緒がいい。

帰ったら風呂に入れてやろう。


        終わり
01/11 10:20
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▼[8]怖い名無し
>>7
こちらこそ読んでくれて光栄です。

続き

人集りのワケは死体がみつかったから。
イリムティ島に行く高速船からホームレスの死体がみつかったのだ。


僕はまさか!?
『ンギー』と一緒にいたホームレス!?


地方紙に数行程度で終わるような事件なワケで確かめようも無かった。


ただ
死因は不明だが苦痛はなかったようだ。顔が喜びに満ちていたそうだ。


僕は現場は臭くなかったか?と訊ねた。
不思議そうに「別に普通」と返ってきた。


その日 家に帰ると何事も無かったように門の前に『ンギー』が座っていた。

僕に気づくと、無邪気に駆け寄ってきた。
めっちゃ可愛い!!

でも僕は心を鬼にして『ンギー』を振り払った。

門を越えると『ンギー』は入ってこれない。 マジムン返しの壁があるからだ。

屋敷に入っても『ンギー』は諦めてないようだ。
外で鳴いている。
僕はシマーを浴びるようにあおった。

知らぬ間に寝ていて朝になると『ンギー』の鳴き声は聞こえなかった。

門を出て辺りを見回したが『ンギー』の姿はみえなかった。


いつものように自転車でバイトに出掛けた。


僕は1日の大半を空港で過ごす。
飛行機が定刻通りに到着する事が少なく待機の時間が長いからだ。


着陸が難しい空港で、着陸を何十回も失敗して結局諦めて那覇まで帰る飛行機もある。

この日も何回も着陸を試みるが失敗し、なかなか降りてこない。

もう定刻を一時間以上過ぎている。


イライラしながら待っていると悪臭が漂ってきた。
『ンギー』!? 僕は辺りを見回した。
すると空港が最も似つかわしくない人物が立っていた。

僕の友人『名倉武人』だ。
彼は、もじゃもじゃ頭で真っ黒に日焼けした不潔な男だ。 一見するとホームレスにしか見えない。

実際の生活もホームレス同様だ。 日々の糧を狩猟で得ている。


一応バックパッカー(旅人)だが、ここ数年は、ヤイマで住んでいるらしい。

その彼は『ンギー』の言葉を理解できる唯一の人だ。


武人は住所不定で携帯も持っていないので こちらから連絡はできないが、必要な時はいつも彼から現れる。


続く
01/10 22:05
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▼[7]怖い名無し
ありがとうございます
お返事いただけて
ましてや
物語の続きが読めて
良かったです!
01/10 02:35
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▼[6]怖い名無し
続き

その日はハワイさんの家に泊めてもらった。

絶対眠れないと思ったがあっと言う間に寝てしまった。


次の日はバイトを早あがりにしてもらった。

久しぶりに方言教室に出向いた。
この件をオバー達に相談する為だ。


すると簡単に答えは出た。
Aさんは、やはりマジムンだった。
名前は忘れてしまった。ググってみたけど、それらしいのが出てこなかった。
イーカギーがどうのとか言ってたと思う…


結論からゆうと、もう大丈夫だそうだ。


説明を聞くと

Aさんは夢を見始めた頃から一角ごとに近づいてきていて、バイト先から屋敷の区間に入った時、道が一緒だから遭遇しただけ。

声を掛けて来たのは、からかわれていたのだ。
遠回りしたのは意味が無くAさんに遭遇しなくても日ごと近づいていたのだ。 


何故一角ごとなのか?
マジムンは真っ直ぐにしか進めない為、辻に設置してある魔除けの『石巌當』にぶつかって死んでしまう。

その為 直前の角で止まり次の日を待つ。
そして道を訊いて次の辻まで行くのだ。


道は僕の夢の中で訊いている。 だから6日目じゃなく7日目だった。
1日ズレたのはハワイさんと飲み明かした日があったからだった。


夢でお尻を見たかったのは餌で、見る為の障害を乗り越えるのが道順を教える結果になっていたのだ。

例えば尿意を催しトイレではなく、風呂場で用を足していたのは 次の角の曲がる方向がトイレの方では無く風呂場の方だったからだ。


屋敷に入られなかったのはマジムン返しの壁があったから。
因みに屋敷に入られていたら、この世の最高の快楽を得て衰弱死していたそうだ。

方言教室のオジー達は口々に勿体無い事をしたなと言っていた。

僕もあなた方の年になったら、また来て欲しいと思うよ。



そんなワケで夢のAさんの件は無事に解決できた。


それから何回かマジムンに悩まされる事になるのだが、その話はまたの機会に。


それから半年が経とうとした ある日。

朝一で離島桟橋にお客さんを迎えに行った同僚が興奮気味に帰ってきた。
何でも、桟橋にいくとパトカーと救急車が止まっていて人集りが出来ていたそうだ。


続く
01/10 01:14
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▼[5]怖い名無し
続き

その次の日もAさんに道を尋ねられた。
僕は「知りません」と言って逃げた。

そのまた次の日もAさんは立っている。
僕は無視して全速力で自転車を漕いだ。

夢も相変わらず続いている。

今日で3日目、やっぱりAさんは立っていた。
僕は思い切って自分から言ってやった。
「〇〇〇家なら向こうだよ!」 反対方向を指さしてやった。
するとAさんは「ちが〜う」と顔をひきつらした。
僕は全速力でにげた。


家に帰ってある事に気付いた。
鈍いと言われそうだが、Aさんは段々、家に近づいている。

いつもAさんは曲がり角に立っている。
毎回一角ごとに近づいているのだ。

バイト先から屋敷まで5回 角を曲がる。

つまり6回目で屋敷に来るって事か?

屋敷に来たらどうなるんだろう。

残りカウントは3。 明日はバイトが休みなので4日後がXdayになる計算だ。

僕はとりあえず、友達のハワイさんに電話した。
ハワイさんはすぐに来てくれた。 大量のシマー(泡盛)と共に。

ハワイさんに今までの経緯を話した。

普通 そんなオカルトチックな事を信じてくれないと思ったが、あっさりと信じてくれた。

この島はそうゆうところだ。

そして「帰り道かえたら?」と一言。

なんでそんな簡単事思いつかなかったんだろ。
と言っても田舎道なんで そんなに道は無い。


ハワイさんは「暫く車で送ってやるよ」と言ってくれた。

なんて良い人なんだろう。


解決策とは言えないようだが、細かい事は気にしない。 今夜は飲み明かそう。


そして1日休んでバイトの日。 約束通りハワイさんは迎えに来てくれた。

だいぶ遠回りして帰った。 案の定Aさんに遭遇しなかった。
作戦成功だ。

次の日も何事もなかった。

そのまた次の日 もう諦めたんじゃねw とか話しながら帰っていると屋敷の前に誰かが立っている!
Aさんだ!!

ハワイさんに「屋敷の前にAさんが居る」と言うと「お前のファンの子ちゃう?」と返ってきた。
僕は半ギレで「そのまま止まらんと行け!!」と怒鳴ってしまった。

車がAさんの横を通ると車内に「はいりた〜い」と声が響いた。

続く
01/10 00:10
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▼[4]怖い名無し
>>3
すいません。
自己満足で書いているので読んでくれてる人の事を考えていませんでした。 

続き

『ンギー』がいなくなってから夢を見るようになった。
いつも決まった夢だ。

僕は夢の中で女の人といる。
顔も名前も夢では知っているが起きると忘れている。
便宜上Aさんとしておく。
いつも始まりは同じ。
寝室から始まる。 僕の住む屋敷じゃないけど、僕の家の設定になっている。

Aさんのお尻はこの世の者とは思えない程の美しさなのだ。(正確には、そう思ってるだけで見た事は無い)
お尻を見る為には幾つもの障害ある。
その一つに尿意がある。
僕は尿意に勝てずにその場を離れる。 何故かトイレには行かずに風呂場に行き湯船に用を足す。
そして寝室に戻るとベッドの下に、さっきはなかった布団が敷いてあるのだ。

布団を捲ると僕の彼女の綾ちゃんがいる。

ベッドに目をやるとAさんが裸でシーツにくるまっている。

つまり本カノの綾ちゃんとAさんがあわや鉢合わせの緊急事態に陥るのだ。

僕は綾ちゃんに覆い被さるようにキスをし、手でその場を去るようにAさんにゼスチャーする。

いつもここで目が覚めるのだ。



毎日同じ夢を見出して一週間程経った雨の日の事。 
バイトの帰り道 自転車を歩くような速度で漕いでいた。
雨が降ると、どこから湧いてくる『デンデンムシ』を踏まない為にだ。

『デンデンムシ』くらいと思うでしょ?

ヤイマの『デンデンムシ』は超巨大なのだ。
30cm位はザラ。 踏むと何とも言えない気持ち悪さなのだ。

そんな訳でゆっくり漕いでいると、暗闇から女の人の声が「すいません 道を教えて下さい」と、この時は暗くてまだ顔が見えない。 
「どこですか?」
「〇〇〇家」
その時、女の人の顔がうっすら見えた。
夢に出てくるAさんだった!

僕は「ひぇっ」カッコ悪い悲鳴を小さくあげた。

〇〇〇家とは、僕の住む武家屋敷の元々の主の名前だった。

僕は怖くなって「知りません」と言ってその場を去った。

続く
01/09 22:03
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▼[3]怖い名無し
続きが気になります
ンギー
ど〜なったんですか

また 空いた日にでも
続き書けたら宜しくお願いします
01/09 14:19
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▼[2]怖い名無し
続き

南の果ての島でホームレス? と思う人もいるだろう。
ヤイマで一番の歓楽街を抱えるこの島には思いの他ホームレスは沢山いるのです。



男はラーメンを食べ終え漫画を読んでいる。

男の後をつけて居場所を突き止めたいが、それは無理だ。 そろそろ仕事に戻らなくてはならない。
僕は渋々店を後にした。

帰りにラーメン屋に寄ったが男は居なかった。
店員に聞くと夜は来た事が無いそうだ。



次の日 島の歓楽街にあるホテルにお客さんを送りに行った。
時間は六時過ぎ、ビーチャー(酔っ払い)が出没し始める時間だ。
細心の注意をはらって運転する。

すると、あの男を発見した! きっとタダ飯食える店を物色しているのだろう。
僕は車をぶっ飛ばしホテルの前で慌ただしくお客さんを下ろし、道を引き返した。

当然その場に男は居なかった。
車を降りると臭いは残っていた。 僕は臭いを頼りに周りを捜した。

きっと何かに取り憑かれたような鬼気せまる顔をしてたと思う。
一人の老婆に引き留められる。

老婆はとても訛りがキツくあまり何を言ってるか分からないが、僕を心配しているようだ。

多分、「あんたが捜しているモンは見つからない方が良い」と言ってるようだ。

心配してくれるのは嬉しいが今はそれどころでは無い。

制止する老婆を振り切り行こうとする僕に
「ピティーズ アルヌツゥヤー マタトゥ トゥリムドゥサラヌ」と呼びかけた。

これは簡単に説明すると「命を大切しなさい」という意味だ。

僕は、はっと我にかえった。 急に身体の力が抜け、へたり込んでしまった。

僕の『ンギー』に対する執着は異常だった。 まさに憑きものが落ちたようだ。 

気がつくと老婆は消えていた。

『ンギー』の事は諦めよう。 最初から妖怪と同居する方がおかしいのだ。
僕はそう思う事にして、その場を去った。


続く
12/31 01:26
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▼[1]怖い名無し
続き

『ンギー』は、もう九日も帰ってこない。
いつも一緒に居て、居るのが当たり前だった。 よく考えれば、犬だって首輪がなけゃ逃げ出す。
今更遅いが‥


『ンギー』が居なくなってから毎日作っていた お弁当がサボリ気味になっている。
今日の昼は近くのラーメン屋に行く事にした。
始めて入る店だ。 暖簾をくぐり店内に入ると、臭い!! 豚骨ラーメンだと臭い店はたまにあるが、この店は強烈だ。 
失敗した〜と思ったが時間は午後2時を回ってる。 今から余所の店に行く気にはなれず席にすわる。 

ラーメンはカップラーメンを作るより早く、提供された。
「ズズズ」ヌルい!
麺は伸びまくり!
絶対作り置きだ。
『ンギー』の事でイライラしたので、文句を言ってやろうとして店員を探した。
店員は店の隅で接客中だ。 僕一人だと思った店内には他にも客がいた。
店員は、その客に帰るよう促している。
客「腹減ったさー 早くラーメン〜」

店員「ニーニー昨日もラーメン食べに来たでしょ お金持ってるの?」

客「持ってるよ 早くラーメン〜」

店員「昨日も同じ事言ったよね」

店員「最初にお金見せてくれたらラーメン作ってあげるから」

その客をよく見ると、先日 レンタカー屋で見た あの男だ!!
この臭い豚骨なんかじゃない!『ンギー』だ!
僕は、その男のテーブルに駆け寄ったが『ンギー』の姿は見えない。

物凄い形相で駆け寄った僕に店員は驚いた様子だ 
苦し紛れに僕から出たセリフは「あっあ‥えっと…僕がお金出すんで、この人にラーメンを」
その男は礼も言わない。

席に戻った。 ここで豚の妖怪はどこだ とか言ったらおかしい奴だと思われてしまう。

店員を呼んで、男の事を聞いた。

男は最近来るようになったホームレス。 可哀想だと思い、ただでラーメンを提供した。
それ以来毎日来るようになった。
二・三日前から臭いが酷くなったから追い返しているが毎日来る。

やっぱり『ンギー』だ。 『ンギー』は毎日行水さしてやらないと臭ってくるのだ。
僕は確信した。『ンギー』は、あの男といる。
何らかの理由で姿が見えないだけだ。


続く
12/26 21:58
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