怖い話投稿板

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▼[5]怖い名無し
これは私が今まで聞いた話の中でも、あまりに恐ろしかった為に、封印して記載しなかった話だ。
心して読むように。
茨城在住の玉置さんから聞いた話。
玉置さんがまだ学生の頃、近所の道を散歩していると道に迷ってしまった。
住み慣れた街で迷うはずないと家に向かって今来た道を引き返していると、
駐車場の奥にリサイクルショップの文字が見えた。
建物は小さく、記憶が正しければプレハブ小屋のようなプレハブ作りだった。玉置さんは見慣れない店に興味が湧き、店の中に入った。
中は所狭しと沢山の商品が陳列され、懐かしいオモチャや子供の頃に読んでいた雑誌、古いレコードなども沢山あった。
ふと視線を感じて振り向くと、商品棚の陰から女のお婆さんが顔だけをにゅっと出して真顔で此方を見つめていた。
てっきりお店の人かと思い「こんにちはー」と挨拶をすると、その顔は何も言わずににゅっと引っ込む。
気にせずに商品を物色していると、また人の視線を感じた。
辺りをキョロキョロした後に上を見ると、商品棚に両手をついたさっきのお婆さんが玉置さんを見下ろしていた。
玉置さんが反射的に「うわっ!」と声を上げるとその顔はまた無表情のまま後ろに引っ込んだ。
商品棚の後ろに回ってみても誰もいない。そもそも人の気配さえない。声を掛けても返事がない。玉置さんは薄暗い店内が少し気持ち悪くなってきた。

ボーン ボーン ボーン

すると突然古い壁掛け時計が鳴りだし、それにつられるように他の壁掛け時計も次々と鳴り始めた。

ボーン ボーン ボーン ボーン ボーン ボーン ボーン ボーン ボーン

玉置さんは死ぬ程して、慌てて店を飛び出した。
時計の音に混じって女性の笑い声のようなものも聞こえたからです。
玉置さんが駐車場を出て振り返ると、そこは荒れた空き地で今までいたプレハブ小屋は跡形もなく消えてしまっていた。
叫びながら無我夢中で走っていると、気がついたら知っている道まで出ていた。
ホッとして立ち止まると、玉置さんは右手に持った一枚のシングルCDに気づいた。慌てていたのでついうっかりと店内から持ち出してしまっていたらしい。
表面は黒ずんでいてかなり年季が入っていたそうです。
しかし子供の頃好きだったアーティストのものだったので、玉置さんは悪いと思いながらも家に持ち帰って再生してみました。
しかしスピーカーからは目当ての曲は流れてこず、ボーン ボーンとあの時に聞いた壁掛け時計の音が不気味に流れていた。
あのまま、リサイクルショップにいたら、どんな目に遭っていたことか。
寺田さんは首をすくめてそう言いました。

こんな話しを聞きました。



ほら、あんまり直さなくても、まんま皮ちゃんじゃんw
04/20 16:17
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