ひさおの独り言
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ひさお
タレントを取り巻く環境
在留資格のスレに有るように、「興行ビザ」で入国した外国人は芸能活動以外の行為は許可されない。
いわゆる「接客行為」は出来ないのだ。
接客行為の詳細は別スレで話すとして、なぜこんなシステムが存在するのか?

これはこの業界の特殊性も大きく影響している。現在においても一部はそうだが、プロレス興行を見るまでもなく、かつてプロモータは暴力団と密接な関係にありそれはまた政治家とも有力なコネを有した。

かつて暴力団がアジア貧困国から女性を連れて来て売春させていた事が問題となり、摘発強化された時に芸能人としての招聘が考え出された。
何しろおおっぴらに売春させなくても、人件費に対する利益の大ききとその集客力は他の日本人ホステスの比ではない事から全国に拡がった。
フィリピンと言う国自体に産業と呼べるものが少なく、海外就労者の持ち帰る外貨収入は国家予算の7割を占め、政府としても海外での勤労を奨励した。
幾度かの法改訂に併せてフィリピン政府は送り出すための管理システムや日本側業者の登録などにより、日本向けタレントビジネスを完成させていった。

やがてタレントとしての需要はフィリピン以外の特に東欧諸国に広がり、再び売春(いわゆる管理売春でなく個別)による集客に拍車がかかり、フィリピン人の需要は次第に低くなっていった。
2004年に米国政府はフィリピン政府のイラク戦争への対応や米軍追い出しに対する報復として「人身売買」を世界にアピールし、フィリピン政府の収入源を封じ込めようとした。

これは入管行政の変革を促し、タレントの資格審査の厳格化や出演店の取締強化が始まった。
慌てたプロモータはフィリピンはもう駄目だとばかりにインドネシアや中国タレントを大量申請、これは逆に管理されないいい加減なタレントの入国を促し、偽造旅券や経歴詐称により入管のタレントに対する対応を厳しいものとした。

現在、一部地域を除き外国人芸能人の許可は申請そのものも受理されないかかなりの期間を要する状態が続いている。
関東を中心として全国的にタレントは入国出来ず、プロモータは次々と力尽き出演店は廃業…もしくはアルバイト外国人での営業や偽装結婚による偽タレントの確保に走った。

前述のように有力なコネを持つ業者や店は以前と変わらず営業を続けている。

今後は、店側が優位に立ち料金の高騰やさらなるタレント待遇の悪化をもたらすのではと危惧される。
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