怖い話掲示板

[返信][更新][]
[][検索][HOME]
◆[10]怪談師LV.1◆mMbwUMkh2G
男性
連投出来なかった(笑)

天狗の話…そんなに凄い話では無いのですよ(汗)
怪談収集のオマケ的に、たまにご当地に伝わる妖怪話なんかも伺っているんですが、山間部の方では、やはり天狗の話が多いんです。

ある地方で聞いた、年配の方のお話が僕的には凄く面白かったので、ご紹介致します。

曰く、
@鳥のと、人のがいる。
A人のは、黒い(赤い)マントを着ている。
B腕が長い、ダラリと垂らすと、膝より下に指がくる。
Cウタを歌う。

[ウタ]とはどんな[歌]ですか?…とお尋ねしたんですが、聞いてはいけないウタだから知らないというお答えでした。
なんでも昭和一桁台の頃、ある主婦が、そのウタを聴いたそうです。

彼女は早朝、けたたましい笑い声がしたのを、髪を振り乱して慌しく家事をする自分を笑っていると勘違いして、

「この馬鹿者!!!」

と、怒鳴ってしまったのだとか。
笑い声がピタリと止んだので外を見ると、松の木の枝に彼女を睨み付ける天狗の姿が。
天狗は恐怖に震える彼女の前で、聴いた事のない…けれど耳に残るメロディのウタを唄うと、飛び去って行ったと云います。
彼女がガタガタと震えていると、旦那と子供達が起きてきたそうです。
彼女は今しがた見た、天狗の話を語り、天狗のウタを唄ってみせたと云います。
すると、ウタを聴いた夫と子供が大きく目を見開き、耳から血を流して昏倒、そのまま亡くなってしまったそうです。

家族を失った彼女はその後、尼になったそうですが時々無性に天狗のウタを唄いたくなる為、自ら喉を潰して喋れなくなったと語られています。

罵声を浴びせた本人ではなく、その家族を奪う…しかも罵声を浴びせた本人の手で…なかなかエゲツナイ話だと思うんですが、天狗伝承にはこの手の間接的(?)報復の話が多いんです。
まぁ、人間に碁で負けた悔しさから、碁盤を山の頂上から星一徹したなんて直情系の話も多々、耳にしますが(笑)

いや、なんか…散々焦らして、期待外れだったらごめんなさい。

あと、>>9容喙さん
トーナメントのお邪魔してすいませんでしたm(__)m

03/29 13:13
[PC]
[削除][編集][コピー]
[][次][前]

[返信]
[一覧に戻る]
[HOME]

10030224

本日:277
前日:351


mobile-bbs