ＭＨ小説・日記
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◆[57]ﾚﾍﾞｯｶ
風が隙間なく
通り抜け、吹き抜けになった天窓から
光が射し込み洞窟内を照らしだす。
！！…ドッ…
何かがレベッカに向けて覆い被さる。
クワッ、クワッ…。
不意をつかれ
勢いよく吹き飛ばされ背中を強打した。
細身の体躯に鮮やかな青と黒のストライプ模様。
黄色い嘴の中には、鋭い牙が見える…。
なおも鳴きやまず、
次々と群れが集いだし…
ちょっっ…!!
奥のほうでは、喉を震わせ桃色の外殻とシャクレた大きな嘴、そして
扇状にたたまれた大きな鶏冠？がみえた。
嘴で地面を掬って
器用に土が掘り起こされてく。
…気配に気づいたのか喉をさらに奮わせ、威嚇の姿勢をとる竜種。
クワッ…クワックワッッ…
飛び跳ね、襲いかかる小獣群れに意識をとられるがまま…次の瞬間――――――。
ドンッ…ザザァ―ッ。
それ？がレベッカの脇をかすめると小獣が数匹、捲き込まれ只の肉の塊と化す…
…!!!
鶏冠を見開き、大きさ増した竜種だ。
03/14 06:35
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